...諸般の事情により、今月の予算は厳しいです...
...彼は諸般の理由から、新しい仕事を始めることを決めた...
...諸般の都合により、今回の旅行は延期になりました...
...諸般の条件により、契約は成立しませんでした...
...諸般の事情を踏まえて、会議を直ちに開催する必要があります...
...從(したがつ)て金解禁(きんかいきん)に對(たい)する諸般(しよはん)の準備(じゆんび)...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...その他諸般の制度が規定され...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...島田三郎外五名の質問には「政府は諸般の調査を為しつつあり...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この結びつきが諸般の事情から云って唐突だなどと云うのではない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...天明寛政の頃は独(ひと)り狂歌の全盛を極めたるのみにあらず江戸諸般の文芸美術悉(ことごと)く燦然(さんぜん)たる光彩を放ちし時代なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...諸般の景気はよくなる...
中里介山 「大菩薩峠」
...其記事の比較的正確にして且社會諸般の事項に亘り...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...政府は諸般の改革を行うと同時に...
穂積陳重 「法窓夜話」
...後には西洋の学問を受け入れて始めて数学及び諸般学術の勃興をきたしたのである...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...徳川時代のごとく諸般の学術が並び起こった時代においてすら...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...また数学だけでなく諸般の事項にわたりて同時に調査する万が一層有益であるが...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...それより衍(ひ)いて諸般の天象を竜の所為(しわざ)としたのは...
南方熊楠 「十二支考」
...想うに諸般の工藝が栄えてきた後代に彼等がいたら...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...精神科学ノ諸般ノ学理ガ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...第二回の発作に現われたる諸般の事情に依って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...しかもそうした諸般の演出物は...
夢野久作 「能とは何か」
...足利――新田と合併してなされる諸般の打合せが...
吉川英治 「私本太平記」
...柴田修理、森三左衛門、蜂屋兵庫頭(はちやひょうごのかみ)、坂井右近の四将を、臨時に江州の奉行、代官等に任じて、翌々日は、もう湖水を渡って、大津へ進軍する兵船の準備や、諸般の命令に、食事も忘れているほどだった...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??