...原始生成の可能な一点あるいは諸点があればそこから生命が他の生息に適する諸天体へ広げられたであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...これらの諸点に一々実例を挙げていえば面白いがそれはここには出来ません...
伊藤左千夫 「子規と和歌」
...実際連句一巻の形式はソナタのごとき音楽形式とかなりまで類似した諸点をもつのである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...そこで二人の証言から互いに一致する諸点を総合してみると...
寺田寅彦 「人魂の一つの場合」
...これらの諸点の診察では...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...吾々はこのようなイデオロギー論がどのような諸点に於て...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...社会有機体説は多くの根本的な非科学的諸点を露出するだろう(そしてこの点は或る程度までクロポトキンの有機体説に就いても同じである)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...次のような諸点がそれ等の作品を通じての特徴として挙げられると思う...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...小さき人物は広重と同時の英国大画家タアナアの如くしばしば杭(くい)の並べる如き観あれどこれまた風景中の諸点を強むる力あり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...比較するものと比較されるものとの属性が一点もしくは一以上の諸点において...
夏目漱石 「創作家の態度」
...まだちょっとしたはっきりしない諸点が残っているとしても...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...これらの諸点を帰結して...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...これらの大切な諸点については...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きっといろいろおっしゃるような諸点あるのでしょうと思うけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寄ってたかって珍重するのだろう……」と言うような諸点がお能嫌いの人々の...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...――以上の諸点を考えては...
吉川英治 「三国志」
...シャビエルは以上の諸点を報道し...
和辻哲郎 「鎖国」
...もし右に観察したごとき諸点がすでにインドあるいはシナの仏菩薩像においても認められるとすれば...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??