...諸有(あらゆる)生徒の目が...
石川啄木 「足跡」
...霊肉の抱合もしくは分離争鬩(さうげき)より来る人生の諸有(あらゆる)奇蹟を解釈し...
石川啄木 「閑天地」
...諸有(あらゆる)創造的事業と等しく...
石川啄木 「渋民村より」
...人生の諸有(あらゆる)経緯の根底に於て終始永劫普遍の心的基礎に有之候(これありさうら)へば...
石川啄木 「渋民村より」
...東京以北の諸有(あらゆる)国々の訛を語る人々を...
石川啄木 「天鵞絨」
...彼は獄中にて聴きたる大獄に関する諸有志の身の上につき...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...こは浮世絵のみならず江戸平民の諸有(あらゆ)る美術文学を通じて現はれたる特徴にして...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この社会の人の持っている諸有(あらゆ)る迷信と僻見(へきけん)と虚偽と不健康とを一つ残らず遺伝的に譲り受けている...
永井荷風 「妾宅」
...仏蘭西(フランス)で見ると同じやうな蒼(あを)い黄昏(たそがれ)の微光は甲板上の諸有(あらゆ)るものに...
永井荷風 「黄昏の地中海」
...晴れた空には早や秋の気が十分に満渡(みちわた)っているせいか銀河を始め諸有(あらゆ)る星の光は落ちかかる半輪(はんりん)の月よりもかえって明(あかる)く...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...その手の真黒な事から足や身体中はさぞかしと推量されるように諸有(あらゆ)る汚い人間...
永井荷風 「夏の町」
...諸有(あらゆ)る世の美徳を罵り尽せし...
永井荷風 「夜あるき」
...諸有志のわれも花束を贈らんとて互いに先を争う中に...
福田英子 「妾の半生涯」
...諸有蹄獣の元祖と見做(みな)さるる...
南方熊楠 「十二支考」
...熊楠諸有志と合祀反対の陣を張り...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...諸有二正士一應當レ修...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...能く公の意を体して列侯諸有司の慫慂(すゝめ)を拒んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...また府知事植村氏其他諸有志に勧めて博覧会を仙洞御所に開き...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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