...諸所に問題がある...
...彼は諸所に手を出しすぎる...
...諸所での改革が必要だ...
...諸所での規制緩和を求める声がある...
...彼は諸所での成功を収めている...
...今度大阪の社の方で講演会を諸所で開きますについて...
夏目漱石 「中味と形式」
...諸所を漂泊(ひょうはく)するの煩(わずら)わしさに堪(た)えなかったので...
夏目漱石 「門」
...販売係は諸所に出張さしており...
新渡戸稲造 「自警録」
...宮内は一駈け仕(つかまつ)る」門口でこういい棄(す)てて、城内めがけて驀地(まっしぐら)に走り出した頃に、諸所の小屋から、同じような身分の士や、その妻子が外へ出て、くるくると空を仰いで騒ぎ出していた...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...日本国中諸所の林下に生じ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...左右太が、諸所で、調べ蒐(あつ)めて来たところを、順を追って、一方で語り、一方で書きあげている間に、市川義平太は、そのお袖を、死ぬまで、魔の爪牙(そうが)から離さなかった化物刑部の素姓しらべと、かれら一味の、幕府顛覆の陰謀を諸方からあつめた資料によって、その全貌を、えがき出そうと、努めている...
吉川英治 「大岡越前」
...当陽そのほか諸所において...
吉川英治 「三国志」
...「諸所での噂を聞きましたかな...
吉川英治 「三国志」
...以後まだ大合戦はないが、諸所において、いつも味方が勝ちつつある」「……あっ...
吉川英治 「三国志」
...寺や百姓のうちから頻々と出ておりますが」「さっそく諸所へ...
吉川英治 「私本太平記」
...僭上にも身勝手に諸所公領の地を割(さ)いて...
吉川英治 「私本太平記」
...「で――実は、諸所からも、家がらに過ぎた縁談なども持ちこまれ、親としても、取捨(しゅしゃ)に迷うておるわけでござるが」「いや、大きに、左様でござりましょうとも」「ところがな」「はい...
吉川英治 「新書太閤記」
...諸所の戸口に立ちふさがり...
吉川英治 「新書太閤記」
...北条勢の五万という大軍は諸所から境を切って信州へ入った...
吉川英治 「新書太閤記」
...怪異な男どもの屯(たむろ)やら焚火(たきび)が諸所にけむっている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...喊声(かんせい)は諸所に聞える...
吉川英治 「新・水滸伝」
...悪貨(あっか)濫発(らんぱつ)が、いかに正直な細民生活を、底の底までへ、みじめに、突き落しているか、幕府の一部大官たちのみに、いよいよ飽慾(ほうよく)享楽(きょうらく)の資をゆたかにさせているか、赤穂の田舎にいても、それは分るし、波紋は遠くても、江戸の状態と、ちがわないものが、地方の諸所にも、結果している...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...諸所に植ゑ込んだ大きな杉の林もあつた...
若山牧水 「渓をおもふ」
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