...諸所に問題がある...
...彼は諸所に手を出しすぎる...
...諸所での改革が必要だ...
...諸所での規制緩和を求める声がある...
...彼は諸所での成功を収めている...
...諸所(しょしょ)の学会から表彰を受けましたが...
石原純 「ロード・ラザフォード」
...諸所で、家屋が倒壊した...
海野十三 「第五氷河期」
...越後では如法寺村に限らず諸所に同様の天然瓦斯の出るところがあり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...喜田博士はこれを散所と解して定住地なく諸所に散在する賤民であるとし...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...胡卒(こそつ)は諸所の崖(がけ)の上から大石を投下しはじめた...
中島敦 「李陵」
...十月四日になって諸所方々の借金を約半分程きれいに払ったのみならず...
浜尾四郎 「正義」
...山の諸所に分れている各部隊の陣所へであるらしい...
吉川英治 「上杉謙信」
...諸所の高札を仆して歩いたのは...
吉川英治 「大岡越前」
...山陰には尼子氏(あまこし)の一党が諸所に潜伏(せんぷく)して時到るを待っている...
吉川英治 「黒田如水」
...以後まだ大合戦はないが、諸所において、いつも味方が勝ちつつある」「……あっ...
吉川英治 「三国志」
...僭上にも身勝手に諸所公領の地を割(さ)いて...
吉川英治 「私本太平記」
...諸所の戸口に立ちふさがり...
吉川英治 「新書太閤記」
...五体の諸所に膏薬(こうやく)を貼り...
吉川英治 「新・水滸伝」
...山上諸所から鵝卵石(つぶて)の雨が降ってきた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...諸所へ手勢を放って...
吉川英治 「源頼朝」
...また諸所の塁濠(るいごう)などもかなり破壊されたものだったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...清十郎は戸板にのせられて帰って来たが、生命(いのち)だけはまあ取り止めるらしいが、生涯、片輪者ということになってしまった」「後は、どうなるんだろう」「門弟たちは、どうあっても武蔵をぶち殺してしまわなければ道場に吉岡流の名はあげて置かれねえというんで、頻りにいきり立っているが、清十郎さえ刃が立たない相手とすると、武蔵に対(むか)って勝負のできそうな者は、弟の伝七郎よりほかにないというので、今――その伝七郎を探し廻っているといううわさだが」「伝七郎というのは、清十郎の弟か」「こいつは、兄よりはずんと、腕のほうは出来るらしいが、手に負えない次男坊で、小遣いのあるうちは、道場へも寄りつかないで、親父の拳法の縁故や名まえをだしにつかって、諸所方々、食いつめ者のように、遊び歩いているという厄介者だ」「そろいもそろった兄弟だな...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ポルトガル人は九州沿岸の諸所の港に出入するようになり...
和辻哲郎 「鎖国」
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