...諸所に問題がある...
...彼は諸所に手を出しすぎる...
...諸所での改革が必要だ...
...諸所での規制緩和を求める声がある...
...彼は諸所での成功を収めている...
...諸所(しょしょ)の交通もそれまでとは比べられないほど便利になり...
石原純 「ジェームズ・ワット」
...某この年頃諸所を巡りて...
巌谷小波 「こがね丸」
...諸所で、家屋が倒壊した...
海野十三 「第五氷河期」
...恰も忙しい商人のように諸所方々を旅行して居るようでした...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...播磨屋橋を振りだしに諸所を歩きまはる...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...この文豪の功績を顯彰する幾つかの事業が既に諸所に行はれて來たが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...さしも満開を誇つた諸所の桜花(さくら)も...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...諸所の辻を見てあるくと...
吉川英治 「江戸三国志」
...諸所にぼうと赤い火光も見える...
吉川英治 「三国志」
...こたびの上京こそは、せっかく、よい見学として、諸所、くまなく見て帰れとは、国元の父上のみならず、六波羅の伯父上も、くどいほど申されたことだ...
吉川英治 「私本太平記」
...もう諸所では合戦の最中だ...
吉川英治 「私本太平記」
...洛中諸所に軍兵を布き...
吉川英治 「私本太平記」
...諸所に蜂起(ほうき)した宮方の残党なるものも...
吉川英治 「私本太平記」
...兵を諸所に隠したり...
吉川英治 「私本太平記」
...柳営諸所の寄人(よりゅうど)だまりへふれわたされても...
吉川英治 「私本太平記」
...諸所の街道に高札(こうさつ)を立て...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わが家の諸所に火を放ち...
吉川英治 「新・水滸伝」
...清十郎は戸板にのせられて帰って来たが、生命(いのち)だけはまあ取り止めるらしいが、生涯、片輪者ということになってしまった」「後は、どうなるんだろう」「門弟たちは、どうあっても武蔵をぶち殺してしまわなければ道場に吉岡流の名はあげて置かれねえというんで、頻りにいきり立っているが、清十郎さえ刃が立たない相手とすると、武蔵に対(むか)って勝負のできそうな者は、弟の伝七郎よりほかにないというので、今――その伝七郎を探し廻っているといううわさだが」「伝七郎というのは、清十郎の弟か」「こいつは、兄よりはずんと、腕のほうは出来るらしいが、手に負えない次男坊で、小遣いのあるうちは、道場へも寄りつかないで、親父の拳法の縁故や名まえをだしにつかって、諸所方々、食いつめ者のように、遊び歩いているという厄介者だ」「そろいもそろった兄弟だな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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