...軽妙な諧謔を弄(ろう)する度に...
芥川龍之介 「山鴫」
...祖父は俳諧を好んでゐたらしい...
芥川龍之介 「わが散文詩」
...伯父さんが俳諧の宗匠だったので俳句には相当に苦労し...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...西鶴は理想も何もない唯俳諧の出来る町人である...
田山録弥 「西鶴小論」
...いくらかこの俳諧の世界の存在に気づいて来たように見えるのははなはだ興味の深いことである...
寺田寅彦 「映画雑感(※[#ローマ数字7、1-13-27])」
...そうしてその上に立って蕉門俳諧そのものの本質に関する若干の管見を述べるよりほかに現在の自分の取るべき道はないのである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...しかしこの方法の極度に発達したものがすでに芭蕉晩年の俳諧において見いださるるのである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...江戸の俳諧師(はいかいし)二鐘亭半山(にしょうていはんざん)なるものの書いた「見た京物語」には...
中里介山 「大菩薩峠」
...一茶以後に一茶なしです……」俳諧師の言葉に熱を帯びてきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...後に説く俳諧趣味から出発していると思う...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...俳諧(はいかい)を捻(ひね)つたり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...他の二長編に比して明るい諧謔味にあふれた作品と考えられているのとはちがった見解である...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...況(いわんや)詩と俳諧と何の遠しとする事あらんや(略)(略)詩に李杜を貴ぶに論なし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...俳諧には蕪村または夜半亭の雅名を用うれど...
正岡子規 「俳人蕪村」
...この時の俳諧界は曙光纔(わずか)に上りて万物始めて弁ずべきが如し...
正岡子規 「古池の句の弁」
...それを俳諧だけが残りなく...
柳田国男 「木綿以前の事」
...蒟蒻(こんにゃく)の色が珍しく黒いと附けたところが俳諧である...
柳田国男 「木綿以前の事」
...今は東野の諧謔にボートの動揺も気持ち良かった...
横光利一 「旅愁」
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