...彼女は諦観の境地に入ったようで、もう何も言えなかった...
...諦観してしまって、もう何も変わらないと諦めるのは良くない...
...長年の修行の末、彼は諦観の境地に達したと言われている...
...失敗を繰り返した後、諦観しないで再チャレンジすることが大切だ...
...自分に合った道を見つけるまで、諦観することなく目の前の問題に打ち勝つべきだ...
...諦観すればかくの如きは女子何すれぞ男子を欺(あざむ)かん...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...諦観(たいかん)せられたのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...宿命に対する諦観が無い...
太宰治 「お伽草紙」
...日本の「さようなら」のもつ諦観的な語感とは比較にならぬほど人間臭いし明るくもある...
田中英光 「さようなら」
...たしかに諦観はあつた...
種田山頭火 「其中日記」
...私相応の諦観は持っていたけれど...
種田山頭火 「寝床〔扉の言葉〕」
...之でいいのだと清々しく諦観しているのである...
戸坂潤 「技術へ行く問題」
...悠久の自然の懐の中に於ける高い諦観に達してるものであり...
豊島与志雄 「文学以前」
...下の伯父はシュムケよりも更に東洋的な諦観をより多くもち合せているのではあるけれども...
中島敦 「斗南先生」
...逆に諦観(ていかん)へも向かわせようとする...
中島敦 「李陵」
...大諦観「荘厳弥撒(ミサ)」と「第九交響曲」は...
野村胡堂 「楽聖物語」
...妻のこうした諦観的な態度に繋っている場合が多い...
矢田津世子 「女心拾遺」
...逆境の中から自然にえたような廓に似合わしくない諦観をどこかに持っていたそうである...
吉川英治 「紅梅の客」
...諦観(ていかん)している風である...
吉川英治 「私本太平記」
...はるかな諦観(ていかん)を積んでおられたはずである...
吉川英治 「私本太平記」
...諦観が共通していたように考えられる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...武士道的に諦観(ていかん)しきってしまうまでのあいだの瞬間にすぎない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...人は森公を嘲うが、案外、森公の諦観は、ほかの女房子持ちの多くの仲間を憐れと観ていたのかもわからない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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