...されども君の曰ふ處、新たに到る駿足は、トレーイケス族もちしもの、その頭領を剛勇のヂオメーデース打ちとりぬ、部下の十二をもろともに、 560われらは更に船近く第十三を打ちとりぬ、そは諜者なり、わが軍を探らんためにヘクトール、又トロイアの諸將軍こゝに派遣し來る者』しかく宣んして揚々と、塹濠こして單蹄の馬を驅り入る、アカイアの友喜びてあとを逐ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ガラツ八とその又手下の諜者(てふじや)に發見(みつけ)られたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼を彼等の諜報員...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...帯出された大金剛石はいかが処置されたかと宋諜報部長に詰め寄られ...
久生十蘭 「魔都」
...お前は諜報部長だから...
久生十蘭 「魔都」
...こんな間諜(スパイ)みたいなことをしたのを勘忍してね...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そっと諜(しめ)し合わせて...
堀辰雄 「幼年時代」
...「諜者であるかないかはしらべてみればわかることだ...
山本周五郎 「城を守る者」
...「……さては何か諜(しめ)し合わせに」と...
吉川英治 「三国志」
...諜(しめ)しあわせた...
吉川英治 「三国志」
...諜者はやがて帰ってきた...
吉川英治 「三国志」
...自己の諜報網からそれは耳にしていたと見るべきであろうが...
吉川英治 「私本太平記」
...「間諜(かんちょう)ッ!」大声に叫んで...
吉川英治 「神州天馬侠」
...諜報交戦に猜疑しあっているその者自身...
吉川英治 「新書太閤記」
...法然にいいふくめられわれらの動静を間諜(かんちょう)しにうせたな」「いうまでもない...
吉川英治 「親鸞」
...「六波羅の諜者(ちょうじゃ)だな」一同は取り囲んで...
吉川英治 「源頼朝」
...大坂方の間諜とまちがえられて惨死した事情もお互いによく分ってくる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...諜(しめ)し合せて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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