...阿諛であり或は虐待でなければならない...
豊島与志雄 「月評をして」
...相互阿諛(あゆ)の結合にすぎない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...阿諛(あゆ)的な風習...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...初めはまず密会場所を定めた阿諛(あゆ)的な急(せ)き込んだものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...やはり卑しい阿諛を事としていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分を窒息させる阿諛(あゆ)の香を嗅(か)ぐことばかり考え...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...嫉視、反感、阿諛、利慾、その他さまざまなものが入交った告げ口、真偽とりまぜたものに尾鰭をつけ色合を変えた密告で、人の世の最も浅間しい姿だった...
豊島与志雄 「山吹の花」
...いかなる幸運もその阿諛者(あゆしゃ)を持たざるはない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今ノ人諡号墓銘等ニ於テ諛媚誣罔...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「青塚ノ説」
...どんな場合にも決して事をぶちこわすことのない阿諛で煙に巻き...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...父を罵ることが母に対する一種の諛ひとなり...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...「えゝ……」と諛ふやうに笑つて「私は一つの望みがないのでもありませんが……少々それが申し憎いので...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...円滑な阿諛などの様子はなく...
牧野信一 「円卓子での話」
...絶えず他の人を相手に意識している偽善者が阿諛(あゆ)的でないことは稀(まれ)である...
三木清 「人生論ノート」
...鬼王あるいは諛(へつら)い...
南方熊楠 「十二支考」
...阿諛便佞(あゆべんねい)の所為(しょい)なるべしと申候(そろ)...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...初め旧幕に阿諛(あゆ)し...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...阿諛(あゆ)をきらい...
吉川英治 「剣の四君子」
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