...阿諛(あゆ)を逞(たく)ましうして...
巌谷小波 「こがね丸」
...虚文虚礼便佞(べんねい)諂諛(てんゆ)を賤(いや)しとして仕官するを欲しなかった二葉亭もこの意外なる自由の空気に満足して...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...私は坪内君が諛辞(ゆじ)を好む人でない事を知ってるから少しも憚(はばか)らずに直言する...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...阿諛(あゆ)追従(ついしょう)てんとして恥じず...
太宰治 「畜犬談」
...これ直諛(ちょくゆ)なるのみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...阿諛(あゆ)的な仕立屋たる自分の作者と...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いかなる幸運もその阿諛者(あゆしゃ)を持たざるはない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...先輩もしくは親分と称する阿諛(あゆ)の目的物なぞ一切皆無(かいむ)たりとも...
永井荷風 「日和下駄」
...悪罵にあらずんば阿諛のみ...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...彼らの諂諛(てんゆ)を見破るほどに聡明(そうめい)ではありながらなお真実に耳を傾けることを嫌(きら)う君主が...
中島敦 「李陵」
...禁闕の諸卿も諂諛(てんゆ)これ努めたものであった...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...――歯の浮くような阿諛を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...父を罵ることが母に対する一種の諛ひとなり...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...絶えず他の人を相手に意識している偽善者が阿諛(あゆ)的でないことは稀(まれ)である...
三木清 「人生論ノート」
...栄耀栄華(えいようえいが)に媚(こ)び諛(へつら)った詩を作って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...汝はこれ諂諛(てんゆ)の老臣...
吉川英治 「三国志」
...富安(ふあん)などという阿諛佞奸(あゆねいかん)な輩(やから)が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...阿諛(あゆ)の声...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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