...彼の主張に論駁するために、反論の根拠を示す必要がある...
...私は彼女の論駁を聞いて、自分の誤りに気づいた...
...彼女は論駁の余地がないことを示した...
...彼は論駁にかなり熟練している...
...論駁に対する返答がなかったため、彼女の主張が認められた...
...極力論駁(ろんばく)を試みた...
芥川龍之介 「煙管」
...それゆえ始めの間の論駁(ろんばく)には多くの私の言説の不備な点を指摘する批評家が多いようだったが...
有島武郎 「想片」
...これを痛論駁撃してその実行を避けしめることは...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...六号活字の一行二行の道聴塗説をさえも決して看過しないで堂々と論駁(ろんぱく)もするし弁明もした...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...つづいて答弁書の論駁に入ったが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...かの論駁は我々に何等の困難も示さないであらう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...かの論駁は我々に何らの困難も示さないであろう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これ月性に向ってその討幕を論駁したるなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...濫りに欠点を挙げ論駁攻撃を加え無能を懲罰するような監督者としての態度は...
戸坂潤 「社会時評」
...とこう論駁したのであります」「全然公正なる御意見です」と...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「わたくしはあなたの論駁されたあの本を読んで」と彼はイワン・フョードロヴィッチのほうを向いて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...新しい浪漫主義の美学によつて論駁されてしまつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...原稿の写真版を示して論駁している...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...これは余りに不合理であって論駁する必要はない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...(オウィディウス)執拗な論駁が結局敵に勝ちめを与え...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...余が君に遇ふや屡(しば/\)論駁の鋒を向けぬ...
山路愛山 「北村透谷君」
...はやく孔明が何とか論駁(ろんぱく)してくれればよいが――とひそかに焦躁(しょうそう)していると...
吉川英治 「三国志」
...心にとめて五回や十回の応戦には尽きないだけの論駁(ろんばく)を持とうと願っていたのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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