...しかも作家のつける折紙のほうが、論理的な部分は、客観的にも、正否がきめられうるから...
芥川龍之介 「校正後に」
...さらに芸術的感動とでも名づけてもいいような、非論理的な、あるいは超論理的な昂奮だった...
高見順 「いやな感じ」
...論理的な矛盾があっても少しもそれが文学であることを妨げない...
寺田寅彦 「科学と文学」
...単に――形式論理的な――整合・前後一貫の関係だけで判定すれば...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...又それが論理的なる領域を構成する点を捉えて...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...心理的で且つ論理的な根拠が...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...その動力はもはや論理的な概念・イデーそれ自身にあるのではなくて...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...論理的なものの埒外にあった固有に幾何学的なものは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...何か論理的なものとして性格づけたり(H・コーエン†1918によれば空間は「範疇」である)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...単に論理学的な・又は客観論理的な・「存在」には満足しなかった...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...論理的なプロセスを考察するにも...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...(一九三二・九)二 喜劇と悲劇との論理的連関私は「笑い」というものが有つ論理的な意味を指摘した...
戸坂潤 「思想としての文学」
...もっとも論理的なのであります)文芸が極致に達したときに...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...假説が單に論理的なものでないことは...
三木清 「人生論ノート」
...範疇の単に論理的な意味でなくてその存在論的な意味を考えようとする場合...
三木清 「人生論ノート」
...そしてそれは單に論理的な基礎に關係するのでないだけ一層危機的である...
三木清 「歴史哲學」
...しからばまた物の直觀には何等か論理的なところがないであらうか...
三木清 「論理と直觀」
...審美世界の論理的なりとも...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??