例文・使い方一覧でみる「論断」の意味


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...彼女は思い切った論断を下した...   彼女は思い切った論断を下したの読み方

...議論の結果、彼の論断が正しかったことが証明された...   議論の結果、彼の論断が正しかったことが証明されたの読み方

...彼の論断には一定の説得力がある...   彼の論断には一定の説得力があるの読み方

...彼は独自の見解を持っていて、常に緻密な論断を展開する...   彼は独自の見解を持っていて、常に緻密な論断を展開するの読み方

...彼女の論断は非常に分かりやすかった...   彼女の論断は非常に分かりやすかったの読み方

...蟹の猿を殺したのも多少は流行の危険思想にかぶれたのであろうと論断した...   蟹の猿を殺したのも多少は流行の危険思想にかぶれたのであろうと論断したの読み方
芥川龍之介 「猿蟹合戦」

...この論断があまりに苛酷ならば...   この論断があまりに苛酷ならばの読み方
石川欣一 「可愛い山」

...最初にヨブの子らの死を以て罪の結果のみと一挙に論断し去る如きは...   最初にヨブの子らの死を以て罪の結果のみと一挙に論断し去る如きはの読み方
内村鑑三 「ヨブ記講演」

...野口春蔵の調査で千葉県東葛飾郡、埼玉県北葛飾郡、東京府南葛飾郡にまで鉱毒の及んでいることが判明したのである、このため今日では毒水の害を被るものが十三万五千人に達したと説明し、さらに利根の水利を説いて、渡良瀬の毒水が、利根運河によって斯の如く意外な方面へ運ばれるのであると、論断した...   野口春蔵の調査で千葉県東葛飾郡、埼玉県北葛飾郡、東京府南葛飾郡にまで鉱毒の及んでいることが判明したのである、このため今日では毒水の害を被るものが十三万五千人に達したと説明し、さらに利根の水利を説いて、渡良瀬の毒水が、利根運河によって斯の如く意外な方面へ運ばれるのであると、論断したの読み方
大鹿卓 「渡良瀬川」

...論断せざるを得ないのである...   論断せざるを得ないのであるの読み方
太宰治 「お伽草紙」

...この二つの場合のどちらが蓄音機のレコードに適するかを一般的概念的に論断するのは困難ではあるまいか...   この二つの場合のどちらが蓄音機のレコードに適するかを一般的概念的に論断するのは困難ではあるまいかの読み方
寺田寅彦 「蓄音機」

...従って国民祖先の大部分もまた南洋から渡来したものだと論断しようとするものである...   従って国民祖先の大部分もまた南洋から渡来したものだと論断しようとするものであるの読み方
寺田寅彦 「連句雑俎」

...一に事実と理義に拠りて公明正大の論断を下だすに過ぎざるなり...   一に事実と理義に拠りて公明正大の論断を下だすに過ぎざるなりの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...また第二に、右の論断は、福音書の教えから生ずる必然的な推論だからでもある...   また第二に、右の論断は、福音書の教えから生ずる必然的な推論だからでもあるの読み方
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」

...応用美術が完全に自由美術の品位と境域にまで到達せる処は世界に唯(ただ)日本あるのみなりとの論断を下さんと欲したり...   応用美術が完全に自由美術の品位と境域にまで到達せる処は世界に唯日本あるのみなりとの論断を下さんと欲したりの読み方
永井荷風 「江戸芸術論」

...「欧羅巴(ヨーロッパ)の文明というものは間違っているです、蒸気が走り、電気が飛び、石炭が出る、機械がどよめく、それで、人が文明開化だといって騒いでいるだけのものです、蘊蓄(うんちく)ということを知らないで、曝露(ばくろ)するのが文明だと心得違いをしているです、陰徳というものを知らないで、宣伝をするのが即ち文明だと心得違いをしているです、ごらんなさい、今に亡びますよ、今に欧羅巴人同士、血で血を洗う大戦争をはじめて共倒れになりますから、わたくしは、そういうところに住むのが嫌いですから、もっと広い世界へ出ました」「君は文明開化を否定している、人類の進歩というものを呪(のろ)っているらしい、それが欧羅巴の文明というものを究(きわ)め尽しての結論だと面白いが、ただ偏窟な哲学者の独断では困る」「わたくしは偏窟人です、世間並みの風俗思想には堪えられません、それだからといって、わたくしの見た欧羅巴文明観が間違っているとは言えますまい、そもそも、欧羅巴が今日のように堕落したのは……彼等は堕落と言わず、立派な進歩だと思い上って世界に臨んでいるようですが、わたくしに言わせると、彼等より甚(はなはだ)しい堕落はありません、何がかくまで欧羅巴を堕落させたかと言えば、それは鉄と石炭です」「ははあ、妙な論断ですね、羅馬(ローマ)の亡びたのは人心が堕落したからだということは、よく聞きますが、鉄と石炭が欧羅巴を堕落させたという説はまだ聞きません」「学説ではなくて事実です、まず欧羅巴というところが、世界の中でどうして特別に早く開けたかといえば、それは食物を耕作する良地に富んでいたからです、土地が肥えていて、人間が食物を収穫するのに、最も都合がよかった、というのが第一条件であります、これは勿論(もちろん)であります...   「欧羅巴の文明というものは間違っているです、蒸気が走り、電気が飛び、石炭が出る、機械がどよめく、それで、人が文明開化だといって騒いでいるだけのものです、蘊蓄ということを知らないで、曝露するのが文明だと心得違いをしているです、陰徳というものを知らないで、宣伝をするのが即ち文明だと心得違いをしているです、ごらんなさい、今に亡びますよ、今に欧羅巴人同士、血で血を洗う大戦争をはじめて共倒れになりますから、わたくしは、そういうところに住むのが嫌いですから、もっと広い世界へ出ました」「君は文明開化を否定している、人類の進歩というものを呪っているらしい、それが欧羅巴の文明というものを究め尽しての結論だと面白いが、ただ偏窟な哲学者の独断では困る」「わたくしは偏窟人です、世間並みの風俗思想には堪えられません、それだからといって、わたくしの見た欧羅巴文明観が間違っているとは言えますまい、そもそも、欧羅巴が今日のように堕落したのは……彼等は堕落と言わず、立派な進歩だと思い上って世界に臨んでいるようですが、わたくしに言わせると、彼等より甚しい堕落はありません、何がかくまで欧羅巴を堕落させたかと言えば、それは鉄と石炭です」「ははあ、妙な論断ですね、羅馬の亡びたのは人心が堕落したからだということは、よく聞きますが、鉄と石炭が欧羅巴を堕落させたという説はまだ聞きません」「学説ではなくて事実です、まず欧羅巴というところが、世界の中でどうして特別に早く開けたかといえば、それは食物を耕作する良地に富んでいたからです、土地が肥えていて、人間が食物を収穫するのに、最も都合がよかった、というのが第一条件であります、これは勿論でありますの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...現代文学は皆この弊に陥(おちい)っているとは無論断言しませんが...   現代文学は皆この弊に陥っているとは無論断言しませんがの読み方
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」

...空想と現実の間には何らの差違を置く必要がないと論断したのは彼女であった...   空想と現実の間には何らの差違を置く必要がないと論断したのは彼女であったの読み方
夏目漱石 「明暗」

...はたして俗論史家の論断のごとき河野氏累世の尊王精神であったか...   はたして俗論史家の論断のごとき河野氏累世の尊王精神であったかの読み方
服部之総 「加波山」

...宇野氏は鋭く論断してゐる...   宇野氏は鋭く論断してゐるの読み方
正岡容 「大正東京錦絵」

...上述のごとき論断を下し得るものならば...   上述のごとき論断を下し得るものならばの読み方
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」

...その貞操の肉体的に純潔不二なる事を各方面より詳細に亘りて論断し...   その貞操の肉体的に純潔不二なる事を各方面より詳細に亘りて論断しの読み方
夢野久作 「押絵の奇蹟」

...それらの論断もまた極めて小乗的な結果論でしかないことは...   それらの論断もまた極めて小乗的な結果論でしかないことはの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

「論断」の読みかた

「論断」の書き方・書き順

いろんなフォントで「論断」


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