...二人の諍(あらそ)ひを聞くでもなく...
石川啄木 「漂泊」
...二人の諍(あらそ)ひを聞くでもなく聞かぬでもなく...
石川啄木 「漂泊」
...二十七この珍しい諍(いさか)いがあったのは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ローナの街頭(まちなか)で鬪諍(たゝかひ)をしてはならぬ筈(はず)ぢゃ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...其(その)粗暴(そばう)の鬪諍(とうじゃう)によって我(わが)血族(けつぞく)の血汐(ちしほ)を流(なが)した...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...夫婦のあいだに諍いのあったためしはなく...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...彼女はもうジューシエとの諍(あらそ)いのほうへ心を取られていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はいつも家事女らと諍(いさか)いばかりしていたし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何かしら人間間のごたごたした諍(いさか)いを止めさして...
豊島与志雄 「電車停留場」
...叱ノ声論難奮諍ノ声...
成島柳北 「他山の石」
...母親のお宮と諍(いさか)ひが絶えなかつたと言ひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中でも第五の五百年の闘諍堅固というのは...
三木清 「親鸞」
...『正法念処経』七十に竜と阿修羅と赤海下に住み飲食(おんじき)の故に常に共に闘う、〈また大海あり、名づけて竜満という、諸竜あり、旃遮羅と名づく、この海中に住み、自ら相闘諍す〉...
南方熊楠 「十二支考」
...「こんな口諍(くちあらそ)いは毎日なんですよ...
室生犀星 「幻影の都市」
...常は諍いをすると...
森鴎外 「山椒大夫」
...地名が直接に過去の闘諍(とうじょう)を語っているのである...
柳田國男 「地名の研究」
...いつか夫妻の云い諍っていた田はもう稲が刈り取られたあとで...
山本周五郎 「菊千代抄」
...涌谷と寺池(式部宗倫)との地境の諍(あらそ)いも...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??