...然(さ)うして擦(す)つた揉(も)んだと果しなく諍(あらそ)つてるのが...
石川啄木 「足跡」
...「もうこの諍(あらそ)いはあなた方の諍いではありません...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...二十七この珍しい諍(いさか)いがあったのは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...其俗國大人皆四五婦、下戸或二三婦、婦人不淫、不忌、不盜竊、少諍訟、其犯法、輕者沒其妻子、重者滅其門戸及宗族、尊卑各有差序、足相臣服、收租賦、有邸閣、國國有市、交易有無、使大倭監之...
陳壽 「魏志倭人傳」
...此(この)無慚(むざん)な鬪諍(とうじゃう)を始(はじ)めたのは誰(た)れぢゃ?ベンチッバルトにござります...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...銀子も立ちながら諍(あらそ)ってもいられず...
徳田秋声 「縮図」
...」諍(あらそ)えば諍うほど...
徳田秋声 「爛」
...其(その)為(ため)関家の諍(あらそい)は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...亡夫と諍いをしたというのです...
豊島与志雄 「乾杯」
...心ではその諍(いさか)いを別に怒ってもいないかのようだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かくもよく回る舌を相手に諍(あらそ)うことはとうていできなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...尚おかれこれと諍論(いいあらそ)ッている...
二葉亭四迷 「浮雲」
...毘舎離の女他国へ嫁して姑と諍(いさか)い本国へ還るに...
南方熊楠 「十二支考」
...また住民の闘諍(とうそう)盛衰が激(はげ)しかったためか...
柳田国男 「海上の道」
...烈(はげ)しい闘諍(とうそう)をもって統一を期するまでの...
柳田国男 「海上の道」
...寺領の矢野の例名(れいみょう)という土地が久しい間論諍(ろんそう)の目的物になっている...
柳田國男 「地名の研究」
...この間にまた領主と地頭との論諍はしばしば下地(したじ)の中分(ちゅうぶん)を促した...
柳田國男 「地名の研究」
...のちに諍(あらそ)いのたねになった娘のことで...
山本周五郎 「橋の下」
ランダム例文:
原因を探る つきあわせる パブリック・ドメイン
便利!手書き漢字入力検索