...その中に掌(たなごころ)をうって談笑する二人の男を立たせている...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...仮令一緒になって談笑するとまでは行かずとも...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...時には自分もリクールに唇をうるおして談笑する...
豊島与志雄 「田舎者」
...夕方露台に肱(ひじ)をかけて談笑する時でさえ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もし皆が集まって晴々と談笑することが出来たら...
豊島与志雄 「微笑」
...うち解けながら談笑するのも愉快だと考えた...
豊島与志雄 「微笑」
...お茶を供し談笑する...
豊島与志雄 「北支点描」
...西洋人の家族と独身の若者共とが互に談笑する中(なか)のテエブルに...
永井荷風 「海洋の旅」
...境の壁を一重打ち抜いていつの間(ま)にか同室内に膝を突き合せて談笑する事がないとも限らん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...彼女はにこやかに談笑する...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...このような珍味を食い葡萄酒を飲みながら植物学者ヤコブスの如き高足(こうそく)と談笑することは...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...君らがいわゆる盛会に例の如く妓を聘(へい)し酒を飲み得々(とくとく)談笑するときは勿論...
福沢諭吉 「日本男子論」
...遊逸談笑するに両肱(ひじ)を挙げて...
南方熊楠 「十二支考」
...隊長がやつて来るまで兵士達は巻煙草をくゆらせて談笑する...
宮地嘉六 「老残」
...人のあまた対坐して談笑する声聞ゆ...
柳田国男 「山の人生」
...片方では高声で談笑するのが聞えた...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...大勢寄り集まって談笑するに...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...この部屋の電気炉を囲んで談笑する紳士淑女諸君のうちから...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
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