...それから以来は度々往来して互に相披瀝して国事を談ずるを快としたそうだ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...共に談ずるに足る...
大町桂月 「遊羽雜感」
...気のあつた相手があれば大いに談ずるだけの熱情は持つてゐる...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...我は今彼と談ずる時ならず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ただ昇進を談ずるよりほか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...いろいろなことを談ずる際にも...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...また人の文学を談ずる事あれば当今小説家と称するもの枚挙に遑(いとま)あらざれど真に文章をよくするものに至つてはもし向島(むこうじま)の露伴(ろはん)子を措(お)きなば恐らくは我右に出(いづ)るものあらざるべしと傍若無人(ぼうじゃくぶじん)しきりに豪語を放ちて自ら高うせしかば新進気鋭の作家一人として青軒を憎まぬものはなかりけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...電氣を談ずる人が陰陽電氣の本質を辨へざることは古語の論語讀みの論語知らずの如く...
長岡半太郎 「物理學革新の一つの尖端」
...剣を談ずるの資格がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...風流をこそ談ずるらしいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...乃ち登臨の事を談ずるは之を後にせんといふ...
長塚節 「草津行」
...戯れに天下のことを談ずる者はわが輩の友にあらず」五編『学問のすすめ』はもと民間の読本または小学の教授本に供えたるものなれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...近時の新説を説きて漫(みだり)に政治を談ずるが如きは...
福沢諭吉 「徳育如何」
...藩主を引捕(ひっとら)えて談ずるが上策だろうと相談して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...他(あれ)は小説家だから与(とも)に医学を談ずるには足らないと云い...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...烏有先生が理を談ずるは辯を好むに似たれども...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...和尚(おしょう)は奇行多くまた好んで源平の合戦その他の旧事を談ずるに...
柳田国男 「山の人生」
...もちろんハマナスを閑却してはこれを談ずることを得ぬのであるが...
柳田国男 「雪国の春」
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