...書生は政治を談ずるのはいけないとなっているが...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...生葡萄酒なんかを飮んで文學を談ずるくらゐが...
太宰治 「金錢の話」
...それのわからぬ者は芸術を談ずるに足らん...
太宰治 「人間失格」
...文学を談ずるにも...
田山花袋 「蒲団」
...将来はいかがあらんと相談ずることもあらん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...いろいろなことを談ずる際にも...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...また人の文学を談ずる事あれば当今小説家と称するもの枚挙に遑(いとま)あらざれど真に文章をよくするものに至つてはもし向島(むこうじま)の露伴(ろはん)子を措(お)きなば恐らくは我右に出(いづ)るものあらざるべしと傍若無人(ぼうじゃくぶじん)しきりに豪語を放ちて自ら高うせしかば新進気鋭の作家一人として青軒を憎まぬものはなかりけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...老眼今なほ燈下に毛蝨(けじらみ)を捫(ひね)つて当世の事を談ずるの気概あり...
永井荷風 「桑中喜語」
...電氣を談ずる人が陰陽電氣の本質を辨へざることは古語の論語讀みの論語知らずの如く...
長岡半太郎 「物理學革新の一つの尖端」
...剣を談ずるの資格がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...此二つの味を解せぬものはともに旅行を談ずるに足らぬと思つた位である...
長塚節 「旅行に就いて」
...世上に何々を談ずる者あり...
福沢諭吉 「学問の独立」
...第三十四五味(ごみ)食物を喫するを知りて食物を味(あじわ)う事を知らざれば共に料理の事を談ずるに足らず...
村井弦斎 「食道楽」
...食物を味う事を知りて料理の法を知らざれば共に生理の事を談ずるに足らず...
村井弦斎 「食道楽」
...また烏有先生が言を聞いて理を談ずることの利益を覺(さと)りぬ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...然(さ)りとて理を談ずるを聞くことだに能はざる世の昧者(まいしや)に...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...理を談ずるを旨とする大文學雜誌を發行せむとして未だ果さずとあるを見て...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...本当は文化の展開を談ずる資格が得られぬのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
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