...わが国の僧侶はともに談ずるに足らざれば...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...気のあつた相手があれば大いに談ずるだけの熱情は持つてゐる...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...それのわからぬ者は芸術を談ずるに足らん...
太宰治 「人間失格」
...さはれわが魂何故にこれらを我に談ずるや?卑怯の者は戰場を逃れむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...将来はいかがあらんと相談ずることもあらん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...今尚ほ日本を談ずる外人の口頭より之れを逸せざるを見る...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...剣を談ずるの資格がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...或は金錢を談ずることの野卑なのを羞ぢるのではないかと思つたので...
長塚節 「教師」
...乃ち登臨の事を談ずるは之を後にせんといふ...
長塚節 「草津行」
...大阪へ来て文芸を談ずると云うことの可否は知りません...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...此方(こちら)でも亦(また)試験の点許(ばか)り取りたがって居る様な連中は共に談ずるに足らずと観じて...
「落第」
...学者が新聞紙を読みて政(まつりごと)を談ずるも...
福沢諭吉 「学者安心論」
...微妙なる理を談ずるのみにて高尚なるべきにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...藩主を引捕(ひっとら)えて談ずるが上策だろうと相談して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...食物を味う事を知りて料理の法を知らざれば共に生理の事を談ずるに足らず...
村井弦斎 「食道楽」
...逍遙子はかく理を談ずることを斥けたり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...もちろんハマナスを閑却してはこれを談ずることを得ぬのであるが...
柳田国男 「雪国の春」
...お出入りのお茶屋が又チャンチャン一流の形容詞沢山で……崑崙茶の味を知らなければ共にお茶を談ずるに足らず……とか何とか云って...
夢野久作 「狂人は笑う」
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