...真の茶趣味を談ずるに足らぬは云うまでもない...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...書生は政治を談ずるのはいけないとなっているが...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...歴史を談ずるにしても...
相馬御風 「実物と模型」
...さはれわが魂何故にこれらを我に談ずるや?卑怯の者は戰場を逃れむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ただ昇進を談ずるよりほか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...今尚ほ日本を談ずる外人の口頭より之れを逸せざるを見る...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...剣を談ずるの資格がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...大阪へ来て文芸を談ずると云うことの可否は知りません...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...此方(こちら)でも亦(また)試験の点許(ばか)り取りたがって居る様な連中は共に談ずるに足らずと観じて...
「落第」
...こんな柔しい男が何で国事を談ずるに足るだろうかと...
新渡戸稲造 「自警録」
...微妙なる理を談ずるのみにて高尚なるべきにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...世上に何々を談ずる者あり...
福沢諭吉 「学問の独立」
...人相寄つて談ずるや必しも口角沫を飛ばすを要せず...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...第三十四五味(ごみ)食物を喫するを知りて食物を味(あじわ)う事を知らざれば共に料理の事を談ずるに足らず...
村井弦斎 「食道楽」
...恐(おそら)くは自ら往事を談ずることを喜ばぬであろう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...本当は文化の展開を談ずる資格が得られぬのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...それからまた源平の合戦を談ずることとであった...
柳田国男 「山の人生」
...お出入りのお茶屋が又チャンチャン一流の形容詞沢山で……崑崙茶の味を知らなければ共にお茶を談ずるに足らず……とか何とか云って...
夢野久作 「狂人は笑う」
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