...共に未だ談ずるに足らず...
芥川龍之介 「上海游記」
...先生と談ずること三十分...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...殆ど同日に談ずることを許されない程にも...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...寧ろ食事を談ずるなどは...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...文学を談ずるにも...
田山花袋 「蒲団」
...さはれわが魂何故にこれらを我に談ずるや?卑怯の者は戰場を逃れむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...青山に対して時事を談ずるが如く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...いろいろなことを談ずる際にも...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...老眼今なほ燈下に毛蝨(けじらみ)を捫(ひね)つて当世の事を談ずるの気概あり...
永井荷風 「桑中喜語」
...そこは乃公(おれ)も察しているから相談ずくで...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこでじゃ、この水門の水を、穏かに、相談ずくで、適度に分配することにしちゃどうだ――たとえば、朝の何時までは甲の村で使用し、夕方の何時からは乙の村へ放流するというようなことにでも、相談ずくでやってみちゃどうだ――いくら君たちが竹槍蓆旗(ちくそうせっき)で騒いでみたところで、この水量が一滴でも増加すべき筋合いのものではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...或は金錢を談ずることの野卑なのを羞ぢるのではないかと思つたので...
長塚節 「教師」
...その学校に何の書を読み何事を談ずるも...
福沢諭吉 「学問の独立」
...他(あれ)は小説家だから与(とも)に医学を談ずるには足らないと云い...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...されどわれは哲學系統なくして理を談ずることの何の不都合もなかるべきを信ず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...もちろんハマナスを閑却してはこれを談ずることを得ぬのであるが...
柳田国男 「雪国の春」
...お出入りのお茶屋が又チャンチャン一流の形容詞沢山で……崑崙茶の味を知らなければ共にお茶を談ずるに足らず……とか何とか云って...
夢野久作 「狂人は笑う」
...それも義兄と相談ずくでもなく...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索