...この煎薬(せんやく)を調進するのが緑雨のお父さんの役目で...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...此喜太郎いぜんは貴重(きちよう)の御菓子を調進(てうしん)する家の菓子杜氏(とうじ)なるよし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...生憎(あいにく)「御結納(おんゆいのう)一式調進仕候」の札が眼につく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「極廉価調進」と書いてあつたが彼はそれが読めなかつた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...江戸城に菓子を調進した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...眞志屋五郎兵衞の名義を以て水戸家に菓子を調進した人である...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...水戸邸に調進するためには眞志屋五郎兵衞の名を以て鑑札を受けた...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...大膳職(だいぜんしき)においてどのようにも御調進奉ることがかなわず...
山本周五郎 「日本婦道記」
...やがて御寝(ぎょし)の具(ぐ)も新たなのが調進された...
吉川英治 「私本太平記」
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