...生涯一介の読書子たるに満足して...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...少くとも後代の読書子(どくしよし)には幸福であるといはなければならぬ...
芥川龍之介 「日本の女」
...私が読書子に寄せた辞の「近時大量生産予約出版の流行を見る...
岩波茂雄 「岩波文庫論」
...読書子のために計る仕事は必ず酬いられるものであるとの確信を得た...
岩波茂雄 「岩波文庫論」
...具眼の読書子をして初めて春廼舎以外に二葉亭あるを承認せしめた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...岩波文庫に収めた北越雪譜は不図(はからず)も読書子の称賛を得て...
岡田武松 「北越雪譜」
...第三刷序文岩波文庫に収めた北越雪譜は不図(はからず)も読書子の称賛を得て...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...然しこれは漱石が作家として一般の読書子から認められたからであります...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...いわゆる読書子には...
戸坂潤 「読書法」
...読書子や「読書家」は決して信頼すべからざる文化人である...
戸坂潤 「読書法」
...こういう読書子は決して「読者」の代表者ではあり得ない...
戸坂潤 「読書法」
...これはアレキサンドリア派の文献主義者なる所謂読書子や「読書家」のよくする所ではあるまい...
戸坂潤 「読書法」
...人間勿レ為二読書子一...
楢崎龍、川田雪山 「千里の駒後日譚拾遺」
...スリルとサスペンスの刺戟になる読書子の食慾に満足を与え...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...三都(さんと)の読書子などは...
柳田国男 「年中行事覚書」
...殊勝な読書子であるとか...
吉川英治 「新書太閤記」
...現在の読書子にこの書を再刊する意義は充分にある...
吉川英治 「親鸞」
...読書子はないものねだりをする癖がある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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