例文・使い方一覧でみる「読める」の意味
スポンサーリンク...長い放浪生活をして来た私は血のにじんでゐる貴女の魂の歴史がしみじみと読める心地が致します... 
石川三四郎 「蒼馬を見たり」
...ともかくも読める記号文字で...
寺田寅彦 「科学と文学」
...そのわけが読めるような気がした...
寺田寅彦 「数学と語学」
...（彼女は字が読めるのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...先生は村で習えるだけの漢学は習い尽し村で読めるだけの本は借りて読みつくし...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...駄々ばかり捏（こ）ねまして――でも英語だけは御蔭（おかげ）さまで大変好きな模様で――近頃ではだいぶむずかしいものが読めるそうで...
夏目漱石 「虞美人草」
...「みんな読めるものか...
夏目漱石 「三四郎」
...肋骨（ろっこつ）の枚数は自由に読めるくらいだ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...本（ほん）の善（よ）く読める人（ひと）の所へ行（い）く気なら...
夏目漱石 「それから」
...読める所だけ眼を通しても...
夏目漱石 「道草」
...巳之助は尋常科（じんじょうか）を卒業した村人の誰にも負けないくらい読めるようになった...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...手前は後先とも読めるような顔をするんだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「そんな小さいものじゃ指環の文字は読めるだろうが...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...病之良薬（やまいのりょうやく）とかいふのが僅（わず）かに読める...
正岡子規 「病牀六尺」
...独学でどうにか本だけは読めるようになったが...
三木清 「読書遍歴」
...なお十分の魅力を感じつつ読めるような作品が一つでも多く書かれなければならないということについては誰しも異存のあろうはずはないのである...
宮本百合子 「「大人の文学」論の現実性」
...親友をとむらうために読める奴は読めというふうに抛り出し...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...「そこから読めるであろう...
山本周五郎 「いさましい話」
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