...幼時の読み物が是れほどに後々まで影響するものと悟つたなら...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...「南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)」などでやや「人情」がかった読み物への入門をした...
寺田寅彦 「科学と文学」
...永久的な読み物としての価値を有するものもまた決して不可能ではないのである...
寺田寅彦 「科学と文学」
...一方ではまた浅薄な概括的論述を羅列(られつ)した通俗科学的読み物がはなはだしく読者をあやまるという場合もしばしばあるであろう...
寺田寅彦 「自由画稿」
...これらの読み物を手に入れることは当時のわれわれにはそれほど容易ではなかった...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...風聞録の代わりになるもっとまとまった読み物もあるだろう...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...少年や幼年の読み物にしてもどれをあけて見ても中は同じである...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...若い女の読み物としてはへんですけれど...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...興味のある読み物を要求してくるようになった...
平林初之輔 「甲賀三郎『琥珀のパイプ』序」
...最近において最も読み物として普及しているのであり...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...これに知的満足を与える読み物としての一種の小説が...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...つれ/″\のやるかたなさに書読み物書くを人は我を善く勉めたりといふ...
正岡子規 「病牀瑣事」
...辞書が読み物であるといふことが分つてゐたら...
三木清 「辞書の客観性」
...それは辞書を読み物として取扱ふ私などの特に望むところである...
三木清 「辞書の客観性」
...一今日の子供が学校へも上らない前からすでにたくさんの読み物を与えられていることを幸福と考えてよいのかどうか...
三木清 「読書遍歴」
...そして最も大切なのはその読み物だと云う事も出来ます...
宮本百合子 「現今の少女小説について」
...シンプル君以後の読み物で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...みなさんの読み物にはむかないから...
柳田国男 「母の手毬歌」
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