...行住坐臥に師の言葉を讀誦することではなくて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...例へば本書一〇二頁「鷺(さぎ)の歌」を誦するに当(あたり)て読者は種々の解釈を試むべき自由を有す...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...何所の戦争が何月何日に始まつたとかいふ様な年月日を暗誦することであつた...
丘浅次郎 「落第と退校」
...『心経』一巻を読誦する暇(いとま)なくば...
高神覚昇 「般若心経講義」
...今のような文句を暗誦するところを見れば...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...こんな工合に文句を暗誦するのであるが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...念仏の間に文讃をいろいろ誦することの源はこの人からはじまった...
中里介山 「法然行伝」
...赤石岳と船大工の取り合せが面白いので私は之を愛誦する...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そのよさが分りたいなら野に出て秋風を三誦するに限る...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...さつき何とか君の愛誦する詩を朗吟したな...
牧野信一 「蝉」
...咳唾(がいだ)珠(たま)を成し句々吟誦するに堪えながら...
正岡子規 「俳人蕪村」
...詩を誦する時に之を併せ用ひ...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...自分でも命ぜられるままに仏壇の前に坐ってそれを誦することがあった...
三木清 「読書遍歴」
...詩こそ私が特に愛誦するものでございます*...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...次にこの人がそれを解釈し吟誦するのを聞いて第三の者が感動する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...即ち至誠神明に通ずる底(てい)の神気を以て朗々と吟誦するのです...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...朗々吟誦することにより...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...仏を礼讃する心持ちにあふれながら読誦するありがたいお経は...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
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