...ただ甚だ愛誦するに足る抄訳本と云ふ位のものである...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...食卓に対して口誦するを例とす...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...ただ神前にありて経文を誦することを知るのみ...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...例へば本書九〇頁「鷺の歌」を誦するに當て讀者は種々の解釋を試むべき自由を有す...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...私も立ちどまつて心経一巻諷誦する...
種田山頭火 「旅日記」
...或る時は惱めるものの自棄を誦する...
土田杏村 「風は草木にささやいた」
...私が愛誦する歌が紹介されている...
豊島与志雄 「文学以前」
...諳誦する事の出来るやうになつてゐる文句が目の前に出た...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...ノートでも暗誦するやうな口調で言つた...
中村地平 「悪夢」
...ランボオのこの詩を誦する時...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...私達は唯口誦することによつて心の糧とするばかりである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...私は箱根に遊ぶ度にいつもこの歌を思ひ出して口誦する...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その度に甲板に立つてこの歌を朗誦する私を内海の鴎は聞きあきたことであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...其長歌若干首、之を誦するに、壯士劍に舞へば、風、木葉を振ふが如し...
正岡子規 「東西南北序」
...この本のいくつかの文章は暗誦することができた...
三木清 「読書遍歴」
...青竜疏(せいりょうそ)を誦する事三載(みとせ)...
南方熊楠 「十二支考」
...最も短歌らしい短歌として愛誦するものであるが...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...あれが日ごろ自分の愛誦するものであり...
山本周五郎 「菊屋敷」
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