...「仏法には明日というべきことあるべからず」と古人も誡めています...
高神覚昇 「般若心経講義」
...取締ならびに演技者の学生の本分に悖(もと)る行動を誡めて...
辰野隆 「浜尾新先生」
...「千羽に一羽の毒がある」と云ってこの鳥の捕獲を誡(いまし)めた野中兼山(のなかけんざん)の機智の話を想い出す...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...アカイアの來り襲ふを誡めて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...寛平の宇多法皇の御誡にも天皇の學問はひどく深くする必要はない...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...嘗て三田に在るの時評議員会議の一篇を公にして教育家を痛罵し米国より帰り来るや当世の新聞記者を誡め教うる文をつくる...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...お松がソワソワとするのを、これは駒井の邸へ密(そっ)と行きたいからであろうと見て取ったお絹は、わざと話を長くして、意見のような、教誡のような、お為ごかしのようなことを言って、お松に席を立たせまいとするのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...「其頃既に庄内藩には府下非常を誡(いまし)めのため常に市中を巡邏(じゆんら)あり...
中里介山 「大菩薩峠」
...崇高な訓誡(くんかい)でもあり...
中島敦 「李陵」
...夢窓国師(むそうこくし)の遺誡(いかい)を誦(じゅ)し始めた...
夏目漱石 「門」
...自誡とする必要はないであらう...
吉川英治 「折々の記」
...また訓誡するたびによく...
吉川英治 「剣の四君子」
...周囲の子弟を誡(いまし)めた...
吉川英治 「剣の四君子」
...「上人のお部屋だ……」さまたげてはならないと誡(いまし)めながらも...
吉川英治 「親鸞」
...自分で贅沢(ぜいたく)を誡(いまし)めているが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...誡(いまし)めたり...
吉川英治 「源頼朝」
...彼は自誡のことばを一つ書いた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...文芸は道徳的教誡を目的とするものでない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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