...その根本の病因を医(いや)さないで訓誡...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...つねに王父の遺誡を瞑目一思しぬ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...誡めながら特に話されたから...
丘浅次郎 「落第と退校」
...人を誡(いまし)むるは格言に如かず...
太宰治 「惜別」
...「千羽に一羽の毒がある」と云ってこの鳥の捕獲を誡(いまし)めた野中兼山(のなかけんざん)の機智の話を想い出す...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...同僚のアルゴス將士誡めてこゝに等しく陣せしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...前の離村防止などは署長や有志の寝言のような一片の訓誡に過ぎなかったことは充分承認されている...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...夢窓國師の三等の弟子の遺誡を...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...「モダン紳士十誡は……?」「どうぞ...
牧野信一 「〔モダン紳士十誡〕」
...私がくづれ易(やす)い自分の努力(どりよく)を誡(いまし)めているものと...
水野仙子 「冬を迎へようとして」
...宮中へお呼びになることは亭子院のお誡(いまし)めがあっておできにならず...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...誡(いまし)めた...
吉川英治 「上杉謙信」
...固く金吾に誡(いまし)められていた万太郎も...
吉川英治 「江戸三国志」
...不斷に自分の慾望や缺點を誡めてゐた...
吉川英治 「折々の記」
...曹操の残して行った誡(いまし)めを鉄則として...
吉川英治 「三国志」
...勢いにのった蛮勇(ばんゆう)のみ……」張は誡(いまし)めて...
吉川英治 「三国志」
...――ただ溺るることを誡(いまし)めて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...汝等請ウ其本(ソノモト)ヲ務メヨ白雲ハ百丈ノ大功ヲ感ジ虎丘ハ白雲ノ遺訓ヲ歎ズ先規茲(カク)ノ如シ誤ッテ葉ヲ摘(ツ)ミ枝ヲ尋ヌルコト莫(ナク)ンバ好シ「…………」これは開山大燈の遺誡(いかい)の文にあった言葉かと思う...
吉川英治 「宮本武蔵」
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