...若気(わかげ)の一端の過失のために終生を埋もらせたくないと訓誡もし...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...教育をのこして後世の人を誡(いま)しめ...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...門人を誡(いまし)めておりますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...夜半の嵐に諫誡(いさめ)あり...
土井晩翠 「天地有情」
...もともと自らの為の念仏に他より布施を受くるとはもっての外のことである」と誡められた...
中里介山 「法然行伝」
...これは大にして第一の誡なり...
三木清 「人生論ノート」
...次に野干虎を訪れ前同様獅を讒すると虎もまた両母の遺誡を引いて受け付けぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...悲哀に満ちた胸を抱いてほしいままに町へも出られない掟と誡めとに縛られるお屋敷の子は明日にもお鶴が売られて行く遠い下町に限りも知らず憧(あこ)がれた...
水上滝太郎 「山の手の子」
...自分のために書いた座右の誡であるところに...
吉川英治 「折々の記」
...自分を誡(いまし)めない兵はなかった...
吉川英治 「三国志」
...軽々しく動くことを誡(いまし)め...
吉川英治 「三国志」
...仏陀の誡(いまし)めたもう女人に対しては...
吉川英治 「親鸞」
...余談にわたったが――細川幽斎の武士道いろは歌だの、当時の武士訓や壁書など見ても、社会混乱と頽廃(たいはい)のなかに、いかに人心は――わけて武士階級の一面には、道義精神を呼び甦(か)えそうとしていたか、また、心ある者が、そうした時流の中にある程、自己自誡し、自己を濁流から救って、独り磨いて行こうとしたか、分ると思う...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...日頃の訓誡(くんかい)をやぶって逐電(ちくてん)したのであった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...貴公のそうした浅見(せんけん)を誡(いまし)めたのだ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...且(かつ)その人品を損なふことありと誡しめている...
吉川英治 「河豚」
...仏の誡(いまし)めも法だが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...兄の諭誡(さとし)に...
吉川英治 「柳生月影抄」
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