...誠実に仁義を行わんとする王道とはこれを甄別(けんべつ)したゆえんである...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...心のあらん限り誠実に互に世話致し可申候ように...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...多数が力をあわせて誠実に全団体の維持繁栄のために働いているありさまは...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...あの生活の経済学はわれわれの諸大学では誠実に教授されさえしない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その立意誠実にして...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...人の魂の底から直接にまた誠実に出てくるものはない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私の隣の枡(ます)にいた御婆さんが誠実に泣いてたには感心しました...
夏目漱石 「虚子君へ」
...誠実にや出来悪(にく)いと云ふ意味さ」「僕の考へとは丸で反対だね...
夏目漱石 「それから」
...一から十迄誠実に此「土」の中に収め尽したのである...
「『土』に就て」
...誠実にお答え下さい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...世の中のままならぬ不誠実について...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...二度とこの話はしないで」「誠実に約束するよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...誠実にもなり、立派な人生を送りもしよう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...人間として、自然に、誠実に、論理的に力強く考えられたものは、どこの誰が考えたものでも、そのままで世界的場に通用するという意味で言っている...
三好十郎 「恐怖の季節」
...あなたに誠実に帰服しています...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...第一章 実利と誠実についてこの章以下の十三章は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...用途を誠実に考えた健全なものでなければなりません...
柳宗悦 「民藝四十年」
...相手の利を誠実に考えてやることは...
吉川英治 「新書太閤記」
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