...人の衣裳を神聖化するものはそこから見つめる真剣な眼とそのうちで過ごされた誠実な生活のみである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...あれの誠実な性格を高く評価して居ります...
太宰治 「新ハムレット」
...銃床が銃身に対するがごとく誠実なんだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...彼の誠実な激越な性質は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...誠実な魂の仮借(かしゃく)なき本能には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし、ピコ・デラ・ミランドラの頭を割ってぶちまけたとて、それがなんの役にたつものか!もとより、通俗大学のあるもののうちには、その起原においては、誠実な理想主義、真や美や精神生活やを万人に分かとうとする要求が、存在していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らの誠実な好意の貴(とうと)さをもっと早く感じなかったのか? 彼は自分がドイツにいた時...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...弁護士も「誠実なところ」それを認めざるを得なかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...氷のごとき冷ややかさは誠実なものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私はただ誠実なる先生の批評家および同情家として奥さんを眺めた...
夏目漱石 「こころ」
...誠実な響きがあったし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...科学の研究にひたむきな熱情をそそぐことのできる誠実な精神のもちぬしだったので...
久生十蘭 「キャラコさん」
...誠実な人柄なので...
火野葦平 「花と龍」
...何んな怒りの形相が私をそんなに迄身顫いさせ得るだろうか? 誠実な微笑! 私の体は痛み...
松永延造 「職工と微笑」
...暖かな誠実な感情は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...アンネットの誠実な...
宮本百合子 「アンネット」
...「健全」とは工藝の眼目たる「用」に適(かな)う誠実な質や姿や心を指して云うのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...同氏の朝鮮に対する誠実なまた情熱のある態度は...
柳宗悦 「全羅紀行」
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