...誠実な民主政治家が同時に沢山...
田中英光 「さようなら」
...彼は目的においては誠実なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼女から来るつぎつぎの手紙は彼に安心を与えるような誠実な落ち着きを示していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...本当にどうかして人類が滅亡しなければいいですねえ!』もうさん/″\聞き飽きた不誠実な反対説を待ち設けていたかのように...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...たとえ彼女が最も不誠実な態度をとっている最中でも常に真実そのものなのだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...誠実な男として誓ってもいい...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...不誠実なやりかたで食卓の上に食器をおきならべ...
久生十蘭 「海豹島」
...私の知る限りニュウマン氏は誠実なお方です」「メイフィールドもそうじゃないかね」「違います...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...これらの誠実な芸術家たちが...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...より困難のあるところへ今はかえることの方がより誠実な態度であると思う...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たといただの女中であってもこの家では普通の家でするように呼び捨てにして見くだしてコキ使うことはしないでしょう自由主義といいますか進歩的といいますか家の中が自然にそうなっていました明るい理智的な誠実な空気でした私は先生一家を心から尊敬し愛しました一家の空気の中で...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...今のお話を聞きますと世中(よのなか)に誠実な人は滅多(めった)にないようですがマサカあんなでもありますまいね...
村井弦斎 「食道楽」
...小山君夫婦があればこそ僕にこういう幸福が来たけれども朋友の尽力がなければ僕の独力では到底お登和さんを得られない」と誠実なる人だけに朋友の情誼(じょうぎ)を感ずる事深し...
村井弦斎 「食道楽」
...此の単純にして誠実なる三人の愛...
室生犀星 「愛の詩集」
...信用され得る誠実な品...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...時間の推移に左右されない誠実な仕事にその運命を托すべきなのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...キェルケゴオルはその誠実な人格的生活...
和辻哲郎 「「ゼエレン・キェルケゴオル」序」
...より高い者を実現するための誠実なる悩苦の生活...
和辻哲郎 「「ゼエレン・キェルケゴオル」序」
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