...そして誠実な哲学者の心を以(もっ)て心とせよ...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...○啄木といい、賢治といい、皆誠実な、うその無い、つきつめた性格の人でした...
高村光太郎 「啄木と賢治」
...どうして君のような誠実な人間が...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...ミショオはここで左右両翼に対する可なり誠実な理解者であることを示している...
戸坂潤 「読書法」
...シュルツ老人はそれらの誠実な言葉をよく知っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はコレットにたいして誠実な愛情をいだいていたのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すべてを理解しあらゆる誠実な思想をいだくだけの権利をカトリック教のために要求していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」ジャヴェルはその誠実なる目でじっとマドレーヌ氏をながめた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ただアンジョーラの清い健全な確固な正直な一徹な誠実な性質に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いかにも嫉妬家(やきもちや)らしく不誠実な微笑を浮べたわたしの顔――彼女にとって珍しくないわたしの顔と...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...トムは誠実な青年だ...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...そのくせ誠実な大男が...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...たとえ彼女が最も不誠実な態度をとっている最中でも常に真実そのものなのだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...いつかこの精力的で誠実な工場管理者を大衆の前で恥しめようとして失敗して以来...
宮本百合子 「「インガ」」
...誠実な心情がうけとれる...
宮本百合子 「『健康会議』創作選評」
...何となればあの位誠実な心を持っている人は今の若い人に珍らしい...
村井弦斎 「食道楽」
...彼らは誠実な仕方ではなしえないことを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今の趨勢(すうせい)を見ると、誠実な品は、愚鈍な品であると嘲(あざけ)られるようにさえ見えます...
柳宗悦 「民藝四十年」
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