...純な心、誠実な心、それがこの縦断をやるについて、何んなに有効に役立つて来たかといふことを私は考へずには居られない...
田山録弥 「心理の縦断と横断」
...しかしそういう反省と批判とは過去の生活の誠実な学術的研究によらねばならぬが...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...誠実な文化人、特に純粋で鋭敏な文化主義者ならば、ああ感じるのが当然だという気がする...
戸坂潤 「読書法」
...シュルツ老人はそれらの誠実な言葉をよく知っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らの誠実な好意の貴(とうと)さをもっと早く感じなかったのか? 彼は自分がドイツにいた時...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...誠実な人たちに言ってるんだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...誠実な教養ある批評家たちが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「僕は生涯誠実な人間として過ごすだろう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...たとえ彼女が最も不誠実な態度をとっている最中でも常に真実そのものなのだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...科学の研究にひたむきな熱情をそそぐことのできる誠実な精神のもちぬしだったので...
久生十蘭 「キャラコさん」
...誠実な人柄なので...
火野葦平 「花と龍」
...誠実な醇朴な感情で生き愛し讃めることができたら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...アンネットの誠実な...
宮本百合子 「アンネット」
...大町さんの誠実な人柄のうちにうけいれられ...
宮本百合子 「大町米子さんのこと」
...此の単純にして誠実なる三人の愛...
室生犀星 「愛の詩集」
...これでなくては祝福を受けられないと云う、自分だけの信仰をたっぷり持っている、3530あの可哀らしい、誠実な女心に、自分の一番大切だと思う男が失われた子になっていはせぬかと、ひどく苦労をしているのじゃないか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...その姿には誠実な美があるではないか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...かえって誠実な愛において乏しいのである...
和辻哲郎 「孔子」
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