...もしくは誠実な義務の誓いとして...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...誠実な人間とは、どんな人間だか知っていますか...
太宰治 「風の便り」
...妻は誠実な女性なのです...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...もし誠実な心にしてそれに気づいたならば...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ジャックリーヌにたいして誠実な振る舞いではないと思い...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そしてすべての人に誠実なることを求めた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...本当にどうかして人類が滅亡しなければいいですねえ!』もうさん/″\聞き飽きた不誠実な反対説を待ち設けていたかのように...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...何んな怒りの形相が私をそんなに迄身顫いさせ得るだろうか? 誠実な微笑! 私の体は痛み...
松永延造 「職工と微笑」
...誠実なローリイのすがたでした...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...より困難のあるところへ今はかえることの方がより誠実な態度であると思う...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...男の作家が女主人公を誠実な意図から向上的な精神の面で描き出そうとした場合...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...といって今の世に充分信用すべき誠実な人が滅多(めった)にない...
村井弦斎 「食道楽」
...大原ぬしがあの誠実なる心を以て我邦の家庭教育を改良し給わば世人(せじん)は将(まさ)に神とも仏ともしてその徳を感謝せん...
村井弦斎 「食道楽」
...誠実な器物を産むには適しないのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...今の趨勢(すうせい)を見ると、誠実な品は、愚鈍な品であると嘲(あざけ)られるようにさえ見えます...
柳宗悦 「民藝四十年」
...時間の推移に左右されない誠実な仕事にその運命を托すべきなのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...私は、十代の半ばから亡父の代理として、家族や親戚の相談ごとにはかならず首を突っこまされていたおかげか、神妙な顔、誠実な、熱心そうな顔をつくるのが上手だったが、じつはそれはもっともムキになっていないときの表情にすぎないのだ...
山川方夫 「愛のごとく」
...より高い者を実現するための誠実なる悩苦の生活...
和辻哲郎 「「ゼエレン・キェルケゴオル」序」
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