...あれの誠実な性格を高く評価して居ります...
太宰治 「新ハムレット」
...つとめて公平な誠実な心の態度を持(ぢ)さなければならない...
田山録弥 「小説新論」
...そこは飽まで人間としての誠実な心持を失はないやうにしなければならない...
田山録弥 「小説新論」
...しかしそういう反省と批判とは過去の生活の誠実な学術的研究によらねばならぬが...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...誠実な魂の仮借(かしゃく)なき本能には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...誠実なシューマンは虚構をもって難ぜられるはずはなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...誠実な響きがあったし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...誠実な哲学者たちが適度の懐疑によって...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...かなり誠実な知性が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...またはセロなどの練習――誠実な善意な素人的な努力である...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...なぜといって、僕の俗人的良心こそは、僕をしてあらゆる芸術生活、あらゆる異常性、あらゆる天才のなかに、あるはなはだ曖昧な、はなはだ怪しげな、はなはだ疑わしいものを見出させ、単純な誠実な、安易で尋常な、非天才的な紳士的なものに対する、あのおぼれ心地の偏愛で、僕の胸をいっぱいにするものなのですから...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...小山君夫婦があればこそ僕にこういう幸福が来たけれども朋友の尽力がなければ僕の独力では到底お登和さんを得られない」と誠実なる人だけに朋友の情誼(じょうぎ)を感ずる事深し...
村井弦斎 「食道楽」
...「健全」とは工藝の眼目たる「用」に適(かな)う誠実な質や姿や心を指して云うのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...長年の誠実な奉仕の歴史がその中に読まれる...
柳宗悦 「工藝の道」
...誠実なる援助心と無意識の人生経験とがあったはずで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...無類に誠実な精神の活動が...
横光利一 「我等と日本」
...博士は「日本人は約束を守る誠実な国民だ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...憐れなる悩める者も誠実な勇気と努力とをもってすればついには何者かになり得るのです...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
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