...「語草」って面白い単語だね...
...最近、語草が増えてきた気がする...
...彼女は語草をたくさん言って、周りを笑わせた...
...この本は専門用語が多くて、語草が多いけど、内容は面白い...
...実際に使う機会は少ないけど、語草も覚えておきたいところだ...
...もう過去の語草(かたりぐさ)となってしまったのだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...人の難儀を見て置くも気の毒ながらまた何ぞ後の世の語草(かたりぐさ)になろうも知れぬ...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...誰一人この辺鄙(へんぴ)な小石川の高台にもかつては一般の住民が踊の名人坂東美津江(ばんどうみつえ)のいた事を土地の誇となしまた寄席(よせ)で曲弾(きょくびき)をしたため家元から破門された三味線の名人常磐津金蔵(ときわずきんぞう)が同じく小石川の人であった事を尽きない語草(かたりぐさ)にしたような時代のあった事を知るものがあろう...
永井荷風 「伝通院」
...芝浦(しばうら)の月見も高輪(たかなわ)の二十六夜待(にじゅうろくやまち)も既になき世の語草(かたりぐさ)である...
永井荷風 「日和下駄」
...芝浦(しばうら)の月見も高輪(たかなわ)の二十六夜待(にじふろくやまち)も既になき世の語草(かたりぐさ)である...
永井荷風 「水 附渡船」
...今は老朽ちた人々の語草に殘されてゐるばかりである...
永井荷風 「蟲の聲」
...語草(かたりぐさ)から...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...風流と豪奢をいまも語草(かたりぐさ)にしている...
久生十蘭 「西林図」
...どちらも後々(のちのち)の語草になるような美しい女性だったので...
久生十蘭 「無月物語」
...当時物語草子は砕いて話すと言つてゐたその事が言文一致だつたのだと私には受取られる...
水野葉舟 「言文一致」
...よい語草(かたりぐさ)をおのこしなされたぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索