...動物と人間との結婚を物語るもの一つ...
高木敏雄 「比較神話学」
...造型の中の造型たる彫刻は従ってミケランジェロの生来を語るものであり...
高村光太郎 「ミケランジェロの彫刻写真に題す」
...私だけ大いに飲んで大いに語る...
種田山頭火 「其中日記」
...己を語ると云って叱責した...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...権八上の段を語る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...結局氣質が如何に文章に働きかけるかをおのづから語るものだ...
南部修太郎 「氣質と文章」
...語るべきことが頗る多い...
平出修 「逆徒」
...「魂が語るや否や...
三木清 「歴史哲學」
...天保八年の自序ある日尾荊山の『燕居雑話』一に、その幼時親交した老人の話に聞いたとて、むかし読書好きの法師が、酒屋で飲みがてら、側らにあった懸け帳を披閲したが、はるか後にかの酒屋類焼して懸け帳を亡失し、かの僧に語ると、僧しばし小首を傾け、やがて筆取って、おのれが見たほどの酒の貸し高を、一つも洩らさず書いて取らせた由を記しおれど、いつごろのことか、支那のことか日本のことか、明記していない...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...たまたま水汲みに来た婦ども互いに齢を語るが耳に入る...
南方熊楠 「十二支考」
...決して同一の席に据えて語ることのなくなったまでに...
宮本百合子 「兄と弟」
...それだけを切りはなして語ることは出来ないのだと思う...
宮本百合子 「漁村の婦人の生活」
...予はこれを語るにつけても...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...自然にその意味を自ら語るようになろうと思う...
柳田國男 「地名の研究」
...支那では三国誌などを語る軍談を説書と云ふのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...語るところがほとんど少ない...
吉川英治 「私本太平記」
...こういう一例を語ることができる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...彼がいかによく大乗哲学を理解していたかを語るものである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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