...私は年長の人と語るごとにその人のなつかしい世なれた風に少からず酔わされる...
芥川龍之介 「日光小品」
...自然の語る言葉は英語よりもはるかに君にはわかりいい...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...ヨブは自己の語る所が風の如く秩序も聯絡(れんらく)もなくして...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...之は何を物語るのであるか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...」そして大井増二郎の語るところはこうでした...
豊島与志雄 「崖下の池」
...これを語る私自身は何であるか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...或時は閲歴(えつれき)を語ると号し...
永井荷風 「書かでもの記」
...声まで潜(ひそ)めて長々しく物語る………「学校がいやなら如何(どう)するつもりだと聞いたら...
永井荷風 「すみだ川」
...一枝(し)の花のなかに千種の花を見えぬ者は花を語るに足らぬと...
新渡戸稲造 「自警録」
...今體驗の語る所に耳を傾けるならば...
波多野精一 「時と永遠」
...心の諸活動について完全な正しさと厳密さで語ることの非常な困難について言及しないまま...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...心ならずも孝助は立ち退いていって粗忽者(そこつもの)の養父相川新五兵衛に逐一を物語る...
正岡容 「我が圓朝研究」
...エンゲルスの有名なる言葉はかく語る...
三木清 「科学批判の課題」
...拙著『モンテーニュを語る』一一九―一二二頁参照...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一つの大きな流れを永えに物語るであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...それらの名の読方が難かしいのは歴史が相当に古いことを語るのでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...「日本に来て能ダンスを見なければ日本の芸術を語るに足らず」「キモノ...
夢野久作 「能とは何か」
...黄海のうねりの上の大船(おほふね)に花田の大人(うし)と語る初夏友の名も我名もひろし空をさへ行くべきどちが大海(おほうみ)を行く大連に留ること...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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