...ヒソヒソと語り合う...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...洪水のおいていった土には草が生えぬのが不思議だと語り合う程度であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...消え去ってしまうのだ」こんなことを語り合うのだった...
相馬泰三 「六月」
...ゆっくり語り合う事になるらしい...
太宰治 「庭」
...しんみり語り合う機会を持たなかったと云ってもよいのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...二人は小声で語り合うのさえ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しみ/″\打ち解けて語り合う折などは一と夜もなかったであろう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...人の語り合う声などがたえず聞こえた...
田山花袋 「田舎教師」
...賑(にぎ)わしく面白く語り合う...
田山花袋 「蒲団」
...語感が互に通じ合い親しく語り合うことが出来そうな未知の友人が数多くいそうな感じがするからである...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...長くごく細かに語り合うこと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼らが互いに語り合う言葉が聞かれた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...むつまじく語り合うことを言うのである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...しめやかに語り合う老人夫婦...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...地獄を語り合うときばかりは蓮の台(うてな)に居並ぶ老夫婦の眼に輝きが添う姿...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...故人を忍ぶ相手として二人で語り合う身になっておればよかったのであるとも思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...独りで自分と語り合う能力を十分に賦与した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...故郷の親兄弟妻子と夢うつつに語り合う...
夢野久作 「戦場」
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