...今のうちにその筋に訴えて除害の方法を講じてもらわなければならぬと語り合う者もいたにちがいないが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...何(なん)ぞパン無きことを語り合うか...
太宰治 「正義と微笑」
...しみ/″\打ち解けて語り合う折などは一と夜もなかったであろう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...語り合うことは少なかったが...
豊島与志雄 「孤独者の愛」
...たがいに印象を語り合うこともなしかねた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一つの汚れだと思われてたがいに語り合うこともできず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...行末の事を語り合うところで終っているので...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...てんでに今朝の出来事を語り合うのであった...
原民喜 「夏の花」
...しめやかに語り合う老人夫婦...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...この両君と酔いては芸談を語り合う自分は...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...夜更(よふ)けて四辺(あたり)静(しずか)なれば大原家にて人のゴタゴタ語り合う声幽(かすか)に聞(きこ)ゆ...
村井弦斎 「食道楽」
...独りで自分と語り合う能力を十分に賦与した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私達がその美を語り合うのは...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...じっと主従の語り合うさまに全身の注意を集めていた...
山本周五郎 「新潮記」
...お蔭様でこの街道の難儀がなくなりまして……」「……まことに恥じ入りまするばかり……」言葉低く語り合ううちに松原を出た...
夢野久作 「斬られたさに」
...故郷の親兄弟妻子と夢うつつに語り合う...
夢野久作 「戦場」
...安堵(あんど)を語り合うのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そういう疑を天文学者ルイ・ファレイロなどと語り合ううちに...
和辻哲郎 「鎖国」
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人は見かけによらぬもの 貧弱な すっぽり
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