...三人は東金(とうがね)より買い来たれる菓子果物(くだもの)など取り広げて湖面をながめつつ裏なく語らうのである...
伊藤左千夫 「春の潮」
...そしてその樣な人に就て語らうと思ふ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...浅草を彩るカビの華であるかといふことについて語らう...
添田唖蝉坊 「乞はない乞食」
...他の津軽の町を語らう...
太宰治 「津軽」
...」なにげなく語らうとしたらしかつたが...
太宰治 「道化の華」
...王の許に立戻り一伍一什を物語らうとするのであつた...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...私は嘗(かつ)て陥落した海のことをその浪のことを語らうと思ふ...
中原中也 「山羊の歌」
...氏に就いて語らうとする者は...
萩原恭次郎 「純情小曲集」
...私の正に語らうとしてゐる情操のすべてが表象されてゐたわけだ...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...万(よろず)秘密を厭(いと)い善悪ともに互いに相語らうを常とせり...
福田英子 「妾の半生涯」
...それは何か他の機会に語らう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...少しくそのころの寄席を語らう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...誰が怒について眞劍に語らうとするのであるか...
三木清 「人生論ノート」
...それで俺は俺の思想を一言君に物語らう...
村山槐多 「殺人行者」
...此処(ここ)ならば今昔(こんじゃく)の思いに逢い語らうこともできたのに...
室生犀星 「荻吹く歌」
...此年三月三日の事を語らうとおもふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それを歴史に語らうとは試みない...
柳宗悦 「雑器の美」
...又之で昔の紙の歴史を語らうとするのでもない...
柳宗悦 「和紙十年」
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