...彼女は自分の美徳を認めるものが現われ出るまで...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...人間めいた所があるのを認める...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ルネ・クレールと諷刺ルネ・クレールの作品にはパリ下町ものの系列と諷刺ものの系列との二種あることは万人のひとしく認めるところである...
伊丹万作 「ルネ・クレール私見」
...昔明治音楽界などの演奏会で見覚えのある楽人達の顔を認める事が出来たが...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...物理学者は通例物質とエネルギーという二つの物を認める...
寺田寅彦 「物質とエネルギー」
...即ち又物の客観的実在を認めるのだが...
戸坂潤 「科学論」
...あたかも旧知を認める時のように...
中島敦 「虎狩」
...凡そ常識の既に認める範囲にある技術では...
中原中也 「我邦感傷主義寸感」
...凡(すべ)てに老後の憐(あわ)れを認める事が出来た...
夏目漱石 「それから」
...二人を常に一対(いっつい)の男女(なんにょ)として認める傾きを有(も)っていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そりゃ僕も充分認める...
夏目漱石 「明暗」
...不可能つまり架空の観念であると認めることになるのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...一通の手紙を認める...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...おれを幸福なたちまさった人間として認めるのに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...知ることが認めることであるのは物が元来表現的なものであるためである...
三木清 「哲学入門」
...これはみんなが認める意見でございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...武蔵が抱いていた多年の志望がこの英君の認める所となった点にある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...そこには好謔家という観念にあてはまる何ものをも認める事ができない...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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