...きのふ奈良でしらべた報告書の残りを認める...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...一見似寄つたやうな句と見えたものにも争ふことの出来ぬ異色を認めるやうになるであらう...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...鑑査員の認めるところとならずに落選した...
高村光太郎 「智恵子抄」
...「お前が内証で読むことを僕も今日から内証で認める...
谷崎潤一郎 「鍵」
...といふことを認めるのほかはないのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...依繋することを認める...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...みずからポットペチミットの悪趣味を認めることはできなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人が自己の努力によって信仰を得たりと自認するは科学と同じく神の近似像を認めるに過ぎない...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...著者もこれ等の詩を認める...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...はつきりと認めることが出来た...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...即ち一つの眼(まなこ)――美が初めて自己を認める調和の源……それ等のものをば...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...それを云ひながら僕はかの女が急に僕の友人等の好奇心の對象になり出したのを認める...
堀辰雄 「眠れる人」
...みずから認める過失はなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...公儀に於いて越度(をちど)と認める...
森鴎外 「栗山大膳」
...* これは近代医学も認めるところだと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ベルグソンやロダンの現代思想と更に一点の共鳴する所さえ認めることの出来ないのを口惜(くや)しく思う...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...彼が唯今言ったことを認めるのか...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
...後者に人の重要な意味を認める以上は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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