...一時は英文家として鳴らした佐藤顕理が世間から認められたのもこの雑誌の寄稿で...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...その部分が変形しているらしいのが認められた...
梅崎春生 「狂い凧」
...日本に存在せる仏教研究学派が世界に認められたわけであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...然しこれは漱石が作家として一般の読書子から認められたからであります...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...権利なきものと認められたものからは之を奪わねばならないのである...
戸坂潤 「科学方法論」
...あちらこちらに雑然とした漠然(ばくぜん)たる形が認められた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...独唱が芸術として認められた過程にあたかも似る...
中井正一 「壁」
...もう大分(だいぶ)世界各国に認められたと云(い)はなければならない...
夏目漱石 「点頭録」
...発表当時からその真価が認められたわけではなく...
野村胡堂 「楽聖物語」
...立ち昇つて來るのが認められた...
堀辰雄 「日時計の天使」
...多くの人にも認められたにも関はらず...
牧野信一 「浪曼的月評」
...ヨオロッパの北部のいずれよりも最も広汎な最も富める商業を営む都市と一般に認められた...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...オーストラリアは一八九二年(明治二十五年)婦人の公民権が認められた...
宮本百合子 「現実に立って」
...東北地方などの生活が調べる値打のあることだと認められたのも...
柳田国男 「故郷七十年」
...ないしは世襲の権利を認められた名主の名を呼ぶのが普通であった...
柳田國男 「地名の研究」
...老職の詮議(せんぎ)でも正当だと認められた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...前年も此地にゐて郭松齢事件に機敏な報道をして手腕を本社に認められたが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...そもそもまた孔子が楚の王や令尹(れいいん)にそれほど認められたということは果たして可能であろうか...
和辻哲郎 「孔子」
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