...これをあらゆる人の前に提出するときあらゆる人が直ちにこれを眞理と認むるに躊躇せぬことであり...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...彼等の子供に対する責任を明かに進んで認むる二個の男女の意志によつて定められなければならないと云ふことである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...その時ヨブの如く天然の中に神と福音とを認むるに至り...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...強大なる影響を認む...
高木敏雄 「比較神話学」
...未だ經國の大才と認む可きもの實際に出現せずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...現内閣破壞の動機と爲るを認むるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其早晩自由黨の大問題と爲るに至る可きは自然の數なり今や自由黨の現内閣に對する不平漸く長ずるを認むるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...異形の組織を有せる一種の聯合内閣のみ余は現内閣を称して憲政党の内閣と為すの見に反対せず其閣員の多数が憲政党に属するを認むるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れと自由党との関係実際に消滅したりとは何人も認むる能はじ况んや彼の入閣は自由党と伊藤内閣との結托に原づき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そしておのれの誤謬を認むる時には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...具体的内容のみを問題とするの危険を認むることに於ては...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...もはや他に何物をも認むることができなくなる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...選に入ること能(あた)はざりしが編輯諸子の認むる所となり単行本として出版せらるるの光栄を得たるなり...
永井荷風 「書かでもの記」
...「天皇の主権を認むべし」とか...
蜷川新 「天皇」
...大いに認むべきものがあった...
蜷川新 「天皇」
...氣運の變遷から觀察して鎌倉時代史中の一段落と認むることが出來る樣にも思はれる...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...また当該教区の各住民及び各土地占有者に(彼らが適当と認むる額を)課税することにより...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...また政府が予の発見発言の功を認むるの日が幸いにあったなら...
南方熊楠 「十二支考」
便利!手書き漢字入力検索