...もしもかかる事実(じじつ)を以て外国人に云々(しかじか)の企(くわだて)ありなど認むるものもあらんには大なる間違(まちがい)にして...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...明かに這般(しゃはん)の消息を認む...
伊藤左千夫 「絶対的人格」
...又只管(ひたすら)彼女に智力と天才とを認むるばかりで女子の天性を覚醒することをあやまるが如き男子も等しく彼女に協(かな)はざる者である...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」
...天地万有を通して造化の神を認むる心を言い表わしたものである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...全く恩恵として幸福の与えられし事を認むるに至ったのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...国民の是(ぜ)なりと認むる事が...
大隈重信 「憲政に於ける輿論の勢力」
...木を切りて路を開きてゆく山の七八町に小半日かな旭嶽の東側に坊主沼を認むるまでは...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...爾の胸に王國を認むるものにして...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...この書翰(しょかん)を本日認むるまでに三カ月余りを費やしたというは...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...「資金の円滑なる流通および金利の低下を計り産業の振興に資すること最も緊要なりと認む」という至極尤もなものだから...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...此の時間の到来の遅速に在りと認むべきのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の権変の才を竭くして内より藩閥を控制せむとしたるを認むべし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ということは認むる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...此時代に於ける變化の表れたことを認むるが...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...到底繪卷物時代の如き日本獨得の精采を認むべきに非ず...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...附近何処を探しても子供の靴のあとと認むべき印しは一つもなかった...
牧逸馬 「双面獣」
...蹌踉状態に陥りたるものと認むるを得べし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...絹布とを焼きたる形跡を認むるのみ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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