...この故に軍人の誇りとするものは必ず小児の玩具に似てゐる...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...僕には物知りを誇りとする氣は毛頭ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...ここにひそかに誇りとするものは...
海野十三 「生きている腸」
...“アメリカが誇りとするワーナー博士とその調査団一行十名が...
海野十三 「地球発狂事件」
...千葉から*堀保子宛・明治四十一年九月二十五日この監獄はさすが千葉町民の誇りとするだけあって...
大杉栄 「獄中消息」
...一自然を征服し得たことは人類の最も誇りとする所である...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...花によっては死を誇りとするものもある...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...あのスペンサーの数行をわたしの小屋のモットーとしてもつのを誇りとするであろう――「到り着きてかれらはそのささやかなる家をみたす人ひとりあらぬところにては...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...わたしはそれを誇りとするであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...敏捷を以て誇りとする米友には...
中里介山 「大菩薩峠」
...利害の論理(ロジック)に抜目のない機敏さを誇りとする彼は...
夏目漱石 「明暗」
...忠告を納むるべき肥沃(ひよく)な畑かの英国の誇りとするシャフツベリー卿(きょう)は...
新渡戸稲造 「自警録」
...カイロの誇りとする約四百のモスクのうち約二十は時代の古さ(九世紀)または規模の宏壮さを以って代表的と見做されるものであるが...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...モリ蕎麦を背丈ほど喰うのを誇りとするアンチャンと...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...只かうした友を持つたのを聊か誇りとする...
二葉亭四迷 「旅日記」
...ないしは繊細の美を誇りとする印度(インド)・波斯(ペルシア)の芸術の中を求めても...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...それを誇りとする人々の感謝と奉仕が...
横光利一 「欧洲紀行」
...誇りとするのはおろか...
吉川英治 「三国志」
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