...概略述べて置いても無下に邪魔扱ひはされないであらう...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...以上(いじやう)略述(りやくじゆつ)した如(ごと)く...
伊東忠太 「日本建築の發達と地震」
...聞(き)き噛(かじ)つたことを略述(りやくじゆつ)して見(み)ることにする...
今村明恒 「地震の話」
...以上略述した通り...
丘浅次郎 「人類の将来」
...ここではただ表題に関係のあると思われる事項の略述に止めた...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...八 心の次に石精神的の方面を大略述べた後に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余はフェノロサが試みたる最も専門的なる研究を略述してこの画家の評論を終るべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...以上は雪華研究の歴史を大略述べたのであるが...
中谷宇吉郎 「雪」
...それかと言うて常態とも想われぬので略述する...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...三百年の間に国語音韻の上に起った変遷の重(おも)なるものについて略述したのであるが...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...私は私の持つてゐる思想の一通りを茲に略述して筆を擱くことにする...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...上の様に紀州人がその辺のいきさつを知っていなければならない植物のうち三種を挙げてこれを略述して見た...
牧野富太郎 「植物記」
...または私が今ごく概略述べた事実でさえも...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...特に同会議の依頼によりて和漢数学史の一班を略述してこれを寄せたのであった...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...(四)史話史書や伝記に載った虎に関する話はすこぶる夥しいから今ただ手当り次第に略述する事とせり...
南方熊楠 「十二支考」
...今ジュボアの書等より採って略述する...
南方熊楠 「十二支考」
...是より間投的語原の問題を略述せん...
森林太郎 「「言語の起原」附記」
...特色等を略述するに止めた...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
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