...獅子退治の女勇士が誇らかにみえをきった...
江戸川乱歩 「影男」
...エリザベスの誇らかな心意気は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...誇らかに言いたいところだったが...
高見順 「いやな感じ」
......
陀田勘助 「手をさし延べよう!」
...弟ながらもどんなにそれを誇らかに考えていたか知れません...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...誇らかに甲板に立つてゐた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そして誇らかな微笑が頬に漂っている...
豊島与志雄 「母親」
...とアイルランド人は誇らかに云う...
豊島与志雄 「愉快な話」
...上品で寛容で誇らかで宗教的で熱誠で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分自身も……」罹災を免れ家も壊(こわ)されなかった中年女は誇らかに嘯(うそぶ)くのだが...
原民喜 「火の唇」
...そのまなざしはそれ自体としていとわしいものではなくて、誇らかで、その心を打ち明けようとしない点で正直なものであった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...篝火に赫々と照らし出された楼上の太鼓打ちの誇らかな貌を私たちも心から祝福出来るやうに勉めて措きたいと希うてをります...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...あの誇らかな冷静な人々を嘆美します――しかし彼等をうらやましいとは思いません...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...パール・バックのこの誇らかな心では男にとって魅力以上であり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...皮膚があまりにも白いにおわしい色をした誇らかな気高(けだか)い顔の眸(め)つきはきわめて貴女らしくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ホホホホホ……では左様なら……ホホホホホホ……」誇らかに笑いながら彼女は...
夢野久作 「女坑主」
...勅使いたる――と聞いて、将軍呼延灼(こえんしゃく)は副将の韓滔(かんとう)をつれ、みずから立って、これを陣門に出迎え、かつ戦果の報告では、「賊どもの生け捕り五百余人は、不日なお宋江、呉用、晁蓋(ちょうがい)らの賊首を搦(から)め捕(と)ッた上で、あわせて都へ送り、都門大衆の中において、首斬ッてごらんに入ればやと存じております」と、誇らかに述べた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かのブルタスのごとく誇らかに叫ぶことができる――「おお美徳よ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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