...その誇らかな満足の情と共に...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...獅子退治の女勇士が誇らかにみえをきった...
江戸川乱歩 「影男」
...エリザベスの誇らかな心意気は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...空気の原のなかで誇らかな自信をもってたわむれるのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...誇らかに言いたいところだったが...
高見順 「いやな感じ」
......
陀田勘助 「手をさし延べよう!」
...弟ながらもどんなにそれを誇らかに考えていたか知れません...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...誇らかに甲板に立つてゐた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そして誇らかな微笑が頬に漂っている...
豊島与志雄 「母親」
...「あの、お里とお冬でした」「奉公人だね」「え」「時刻は?」「戌刻(いつつ)前でした」それが悪い事か――といった、誇らかな色が、静かにあげた娘の顔を厳(きつ)いものにします...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皮膚があまりにも白いにおわしい色をした誇らかな気高(けだか)い顔の眸(め)つきはきわめて貴女らしくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あのお方の佗しかった一生の晩年を飾るアーチの菊の役目をして誇らかに生きていきとうございます...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...ホホホホホ……では左様なら……ホホホホホホ……」誇らかに笑いながら彼女は...
夢野久作 「女坑主」
...線路を一直線に進んでゆく誇らかな心……...
夢野久作 「線路」
...正しき伝統と品位とを誇らかに尊重してゐなければならなかつた...
横光利一 「静かなる羅列」
...連嶺の奧に昨日と同じく誇らかな...
吉江喬松 「山岳美觀」
...で長年を迎えるなり誇らかにそれの報告をして...
吉川英治 「私本太平記」
...かのブルタスのごとく誇らかに叫ぶことができる――「おお美徳よ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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