...誇らかにながめやった...
芥川龍之介 「偸盗」
...エリザベスの誇らかな心意気は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...弟ながらもどんなにそれを誇らかに考えていたか知れません...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...誇らかなものです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...誇らかに光り輝いている...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...しかし誇らかな喜びをもって感ぜらるる沸きたった力強い生命を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして誇らかな微笑が頬に漂っている...
豊島与志雄 「母親」
...誇らかに雷電に対しても答え返す...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「あの、お里とお冬でした」「奉公人だね」「え」「時刻は?」「戌刻(いつつ)前でした」それが悪い事か――といった、誇らかな色が、静かにあげた娘の顔を厳(きつ)いものにします...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...誇らかな名をよばれ...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...自分自身も……」罹災を免れ家も壊(こわ)されなかった中年女は誇らかに嘯(うそぶ)くのだが...
原民喜 「火の唇」
...モビロイルのブリキ罎(びん)を僕の目の先に誇らかに突きつけた...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...ガス会社やも出来ていてよその土地から来たものということを誇らかに身辺に漂わしている細君連が室積の町やバスの中に居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...皮膚があまりにも白いにおわしい色をした誇らかな気高(けだか)い顔の眸(め)つきはきわめて貴女らしくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あのお方の佗しかった一生の晩年を飾るアーチの菊の役目をして誇らかに生きていきとうございます...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...ホホホホホ……では左様なら……ホホホホホホ……」誇らかに笑いながら彼女は...
夢野久作 「女坑主」
...連嶺の奧に昨日と同じく誇らかな...
吉江喬松 「山岳美觀」
...で長年を迎えるなり誇らかにそれの報告をして...
吉川英治 「私本太平記」
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