...誇らかにながめやった...
芥川龍之介 「偸盗」
...誇らかな勝利の微笑さえ浮かんだではないか...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...エリザベスの誇らかな心意気は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...止り木のうえに立った朝の雄鶏のように昂然(こうぜん)と誇らかに歌うのだ――たとえわたしの隣人たちを目醒ますだけであろうとも...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...弟ながらもどんなにそれを誇らかに考えていたか知れません...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...誇らかに甲板に立つてゐた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...誇らかなものです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...誇らかに光り輝いている...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...まず内心に咲き乱れてる花に誇らかに酔って...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし誇らかな喜びをもって感ぜらるる沸きたった力強い生命を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...上品で寛容で誇らかで宗教的で熱誠で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そのまなざしはそれ自体としていとわしいものではなくて、誇らかで、その心を打ち明けようとしない点で正直なものであった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...あの誇らかな冷静な人々を嘆美します――しかし彼等をうらやましいとは思いません...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...皮膚があまりにも白いにおわしい色をした誇らかな気高(けだか)い顔の眸(め)つきはきわめて貴女らしくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あのお方の佗しかった一生の晩年を飾るアーチの菊の役目をして誇らかに生きていきとうございます...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...線路を一直線に進んでゆく誇らかな心……...
夢野久作 「線路」
...で長年を迎えるなり誇らかにそれの報告をして...
吉川英治 「私本太平記」
...かのブルタスのごとく誇らかに叫ぶことができる――「おお美徳よ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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