...彼は卒直な性格で、常に正しいことを言います...
...彼女の卒直な態度に感動しました...
...彼は上司からの圧力にも屈せず、卒直に仕事をこなしていた...
...卒直な人間は、周りから信頼されやすいです...
...卒直さが評価され、昇進することになった...
...最も卒直にいうならば...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...いやに卒直なんて態度を要求する...
太宰治 「渡り鳥」
...卒直なんてのは、これは、暴力ですよ...
太宰治 「渡り鳥」
...あなたの卒直(そっちょく)一剋(いっこく)な御性質から云っても...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...卒直に認めざるを得ない...
戸坂潤 「読書法」
...そしてポリシーの無い卒直な心をまだ持っていた...
豊島与志雄 「運命のままに」
...――菊池君は卒直である...
豊島与志雄 「最近の菊池寛氏」
...僕は卒直に答えてやった...
豊島与志雄 「慾」
...卒直にいうと、これらの理論は眼新しくて、また非常に高遠に見えるので、余りよくは分らないが結論だけは間違いないだろうから、その結論の上に立って自分の議論を進めようという気持のようにも思われる...
中谷宇吉郎 「科学と文化」
...寧ろ或る者は、S中尉の卒直な、飾りつ氣のない物語を聞いて、若しさうだつたとすれば、少くとも自分が自らの戀物語に對して加へた、故意の潤色や、或は假構の美化を内心恥ぢたいやうな氣がしたかも知れません...
南部修太郎 「S中尉の話」
...彼ほど子供らしい純潔と卒直さをもつた人間はない...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...卒直で誠實な云ひ方だ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あなたは二度目の會見で卒直に私を美男だとは思はないと云つて下すつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...卒直な心で読み味つてもらへれば...
室生犀星 「抒情小曲集」
...健康で卒直で、いい常識を持ってらっしゃる...
森本薫 「みごとな女」
...一番小さい子供には話すことを真中の子供には感じることを一番大きい子供には考えることを貴女は教えておられるひとりの子供の強情を剛毅にもうひとりの傲慢を卒直に三番目の弱気を謙遜にそしてみんなの好奇心を知識欲に三月十七日雨新潮社の副社長と奥様(山本有三令嬢)...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...そしてその表現は總じて卒直で...
吉江喬松 「山岳美觀」
...ありのままを卒直に言ってしまうということは...
和辻哲郎 「藤村の個性」
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