...延平剣合誇神異(えんぺいのけんがっしてしんいをほこり)...
芥川龍之介 「上海游記」
...』艱難(かんなん)の多いのに誇る心も...
芥川龍之介 「俊寛」
...遉(さす)がに堅きを誇る鋼鉄製の扉も...
海野十三 「深夜の市長」
...自分で自分の顔の表情を鏡を見なくても常に的確に感知できると誇称している友人...
太宰治 「女類」
...人と自然が完全な全機的な有機体として生き動くときにおのずから発する楽音のようなものであると言ってもはなはだしい誇張ではあるまいと思われるのである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...勝に誇りてアテーネー羽ある言句陳じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人間がタイタニックを造って誇(ほこ)り貌(が)に乗り出すと...
徳冨蘆花 「地蔵尊」
...この非科学的に見える帰結にまで誇張された生気論の主張は併しながら...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...運動場の四壁のうちに閉じこめられてるのだ!戦(おのの)く心の粗野な誇らかな律動(リズム)も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...又は西洋の批評家の解釈に誇張が多過ぎるのだらうか...
夏目漱石 「点頭録」
...その麓に蝟族する輩は、慄悍なる精神と、不紀律なる体力とを有して、獣力に誇り、軽微なる憤怒にもこれを試みんと欲する粗野漢、匹夫の徒なり...
新渡戸稲造 「武士道の山」
...印度は私の心の誇りとはならなくなる...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「劒の教義」
...一族の誇りを葬り去り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...終ひには額にまで貼付けて誇つたものです...
牧野信一 「蘭丸の絵」
...その尾の縁に鰭(ひれ)を附けて誇る事となったが...
南方熊楠 「十二支考」
...ひいては民主主義国民がその基本的人権と共に誇りをもっていだきうる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...日本もよき歴史を誇ることができる...
柳宗悦 「工藝の道」
...世界の歴史は誇張した意味でなしに...
夢野久作 「鼻の表現」
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