...「それから……その……」しかし話の糸口は思うように出て来なかった...
有島武郎 「或る女」
...そして事務長がはいって来た時途切らした話の糸口をみごとに忘れずに拾い上げて...
有島武郎 「或る女」
...こっちの方から話の糸口を引きだして...
有島武郎 「星座」
...話の糸口を探すらしく何か考えていたが...
豊島与志雄 「或る日の対話」
...話の糸口を結ぼうと――(そうしなければならないと思って)――つとめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ふたたび話の糸口を結ぼうとつとめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それが話の糸口になって...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...その日は話の糸口がなかったのと...
永井荷風 「ひかげの花」
...まアそれだけのとッかかりがあれば話の糸口だけはつく...
久生十蘭 「魔都」
...ロナルド・ホープ大尉が話の糸口を開いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...話の糸口を探しあぐねた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...そこで話の糸口をやぶらなければならぬと思うのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...実は渡辺さんのお嬢さんがあなたにお目にかかりたいといふのですがと意外な話の糸口をほどいた...
正岡子規 「病牀六尺」
...ウラスマル氏が極く孤独な生活をいとなんでゐたと云ふ事に先づ話の糸口を見出さねばならない...
松永延造 「アリア人の孤独」
...話の糸口を解くことと致しましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...オオと声をかけてしまえばそれで話の糸口があいたのかも分りませんが...
吉川英治 「江戸三国志」
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