...しかし幸(さいはひ)に談話の中心は...
芥川龍之介 「芋粥」
...話の中心になることはない...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...むろん壮一君が談話の中心でした...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...彼はなかば得意気にその噂話の中心になって喋った...
江戸川乱歩 「心理試験」
...吾々は話の中心だけは想像が出来ました...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...そここそ田舎の噂話の中心...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...話の中心になるのは若い連中であったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...兄は段々自分が話の中心になることを感ずるとモヂモヂし始めた...
中原中也 「耕二のこと」
...その手紙をこの話の中心として...
夏目漱石 「手紙」
...誰もそれを会話の中心に纏(まと)めようと努力するもののないのに気が付いた...
夏目漱石 「明暗」
...やがて結婚や女性問題が話の中心に進んで來た時です...
南部修太郎 「S中尉の話」
...瞳を話の中心点に集めるのでした...
野口雨情 「女王」
...話の中心とが離れてしまうという困難な欠点があった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ここにいらっしゃい」とお鶴はいつも私をその膝(ひざ)に抱いて後から頬ずりしながら話の中心になっていた...
水上滝太郎 「山の手の子」
...話の中心が一人の男(職人らしい)「話しだけじゃ分らねえ」と立ち上り...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...あまりにも怪奇を極めた話の中心にグングン捲き込まれて行く私自身が恐ろしくなったので……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...まことに前代未聞の壮観であるといっておりましたが……」孔明は容易に話の中心に触れなかったが...
吉川英治 「三国志」
...それが話の中心になって...
吉川英治 「親鸞」
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