...この頃やっと東京詞(とうきょうことば)が話せるようになりました...
芥川龍之介 「路上」
...吉野君なんか其(その)中(うち)でもマア話せる男だ...
石川啄木 「鳥影」
...『誰か私にその木理が何を表はしてゐるか話せるかね? 此の梨の木はいくつだらうね...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...徳太郎なかなか話せる...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...人に話せることよりもはるかに多くのことをしている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...なかなか話せる婆ではないか...
太宰治 「新釈諸国噺」
...私が旅で逢つた人の中で最も話せる人の一人だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...それらの著名な人々から話せる男だと判断されて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もう少し話せる人物かと思ったら」「相変らず...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あなたは英語を話せるんですか?」と...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...二年でも三年でも話せるぞと...
野村胡堂 「胡堂百話」
...まだ纏(まと)まった事を話せるような容態(ようだい)ではありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ただお父さんの喋ってるのを聞いてたから話せるというまでのことよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...うまいことに俺は完璧な現地語が話せる」手提(てさ)げかばんを取り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...いま兄さんはどこ? しばらく自由に話せるかい」「二〜三分です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...電信で海上と直接話せる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...だから親きょうだいにも話せないことを話せるのだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...これはいわゆる「話せる男」で...
吉川英治 「黒田如水」
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