...吉野君なんか其(その)中(うち)でもマア話せる男だ...
石川啄木 「鳥影」
...吉野君なんか其中でもまあ話せる男だ...
石川啄木 「鳥影」
...」「生(き)まじめな天聲もなか/\話せる樣になつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...清(せい)兄さんも話せるようになった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...人に話せるようなことは精神の暗所の中に沈没してるのである...
豊島与志雄 「待つ者」
...素晴らしく顔をゆがめるほどなら人にも話せる...
永井隆 「この子を残して」
...「貴様は話せる」と言って道庵と握手をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...一休は話せる男だと思い...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ纏(まと)まった事を話せるような容態(ようだい)ではありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心から笑って話せると思った...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...ポワレは話せるし...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...何でもちゃんと話せる状態だったでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...いま兄さんはどこ? しばらく自由に話せるかい」「二〜三分です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ちょっと話せる奴だ...
前田河広一郎 「ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より」
...そんな事が他人に話せる類ひのものだらうか...
牧野信一 「南風譜」
...自分一個のさまざまの経験や気持や希望を、自分のものであるとともに女性全体のものであり、社会のものであるという関係から感じて、話せる力を、どんな風に身につけつつあるだろうか...
宮本百合子 「女の自分」
...話せるために一層細部までを結び合わそうとする互の意識しない自然な烈しい慾求が働いていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「曹操は話せるよ...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索