...吉野君なんか其(その)中(うち)でもマア話せる男だ...
石川啄木 「鳥影」
...私はもつとうまく話せるかも知れない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そういつまでも話せるわけのものではありません...
豊島与志雄 「食慾」
...貴様はなかなか話せる...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鹿に見えてたまらねえんでございます」「そこまで至ると貴殿もなかなか話せる...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰にでも話せるはずだと思いますがね」「私の胸に何にもありゃしないわ」単純なこの一言(いちごん)は急に津田の機鋒(きほう)を挫(くじ)いた...
夏目漱石 「明暗」
...話せるじゃありませんか」「話せますかな」「ええこれなら三味線に乗りますよ」「三味線に乗りゃ本物だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「君はロシヤ語が話せるんですか?」と...
南部修太郎 「霧の夜に」
...なかなか話せるぞ...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...ポワレは話せるし...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼の義父は彼が話せる唯一の人間だったが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...夜会で私が彼と一時間話せるように時間をくれるように言っといてもらえませんか? 彼とは野暮用で話さねばならないんです」「えっ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...話せるかしら?」「うん...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...目の前の相手と話せるのは...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...電信で海上と直接話せる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...なかなか話せるのう――」興を添える三味線が座にはいった...
本庄陸男 「石狩川」
...人に話せることか...
吉川英治 「折々の記」
...公卿(くげ)にしちゃあ話せるほうだ」「話せないのは森啓之助だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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