...此子(このこ)なか/\話せるワエと...
饗庭篁村 「隅田の春」
...こいつは話せると思ったら...
芥川龍之介 「田端日記」
...しかし君とならば最も悦んで話せる...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...流行の事なども好んで話せるし...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...頗話せると云った様な顔をして...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そういつまでも話せるわけのものではありません...
豊島与志雄 「食慾」
...話せるじゃありませんか」「話せますかな」「ええこれなら三味線に乗りますよ」「三味線に乗りゃ本物だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...きっと話せるようになってよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...茶碗酒の召し上がれる御隠居様なんかなかなか話せるというものじゃないか...
正岡容 「寄席」
...そこへいけば沢山仲間(タワーリシチ)があります」だんだん自由に話せるようになり...
「赤い貨車」
...自分一個のさまざまの経験や気持や希望を、自分のものであるとともに女性全体のものであり、社会のものであるという関係から感じて、話せる力を、どんな風に身につけつつあるだろうか...
宮本百合子 「女の自分」
...どこか安心をして話せることや...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...今まで逢った老人の中で話せるのはあなた一人だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...だから親きょうだいにも話せないことを話せるのだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...人間は地球にわざわざ生れたのに、それを一廻りもせずに、話せるか、とこう云う船客もある...
横光利一 「欧洲紀行」
...それになかなか話せる奴がいるんだよ...
横光利一 「上海」
...ずいぶん話せることだ...
吉川英治 「三国志」
...気おきなく話せるように仕向けられた...
和辻哲郎 「漱石の人物」
便利!手書き漢字入力検索