...その気で篠(しの)ノ井で汽車を乗替えた...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...百十三途中汽車を乗替えたり...
徳田秋声 「あらくれ」
...」乗替駅のS―近くへ来た頃には...
徳田秋聲 「歯痛」
...唯だ一寸乗替汽車に乗つて見たばかりで...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...友田は大急ぎで一歩(ひとあし)先に外へ出て電車に乗り秋葉原の乗替場(のりかへば)で後から女の来るのを待ち受け...
永井荷風 「男ごゝろ」
...京橋と雷門(かみなりもん)との乗替も...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...悍馬(かんば)の女将軍女軽業興行師のパリパリに乗替えたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...乗替を――車掌に頼んで置いたのに...
夏目漱石 「虞美人草」
...そこで太平洋汽船会社の別の船に乗替えてパナマに行って蒸汽車に乗てあの地峡を踰(こ)えて向側に出てまた船に乗(のっ)て丁度(ちょうど)三月十九日にニューヨークに着き……」...
服部之総 「咸臨丸その他」
...それから乗替の駅ではもつともつと長く待たねばならなかつた...
原民喜 「飢ゑ」
...横浜で省線に乗替へると...
原民喜 「氷花」
...私達は己斐に出ると、市電に乗替へた...
原民喜 「廃墟から」
...私達は己斐(こい)に出ると、市電に乗替えた...
原民喜 「廃墟から」
...馬関で蒸気船に乗替えて神戸(こうべ)と...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...駕籠を乗替えようとして犬に喰殺された狸だか和尚だかが...
柳田国男 「山の人生」
...六時に着く筈(はず)のイルクウツクで一時間停車して乗替を済ませたのは十一時過ぎであつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...此処(ここ)からビレスト停車場(ステエシヨン)へ行つて其処(そこ)で乗替をするのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...乗替へ馬の一疋も...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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