...「いかにも話し手が婦人だということがすぐわかるようで...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「ひこうかばん」
...だが話し手としては...
高見順 「如何なる星の下に」
...話し手が其の話しに身を入れて云ふ時に縷々用ゐられ其の口調を強くするの力あり...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...それに誘われて話し手自身も愉快そうに大きく笑っている...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...ある華々(はなばな)しい話し手が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一飛びに話し手を追い越して...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今度はこっちが話し手で...
中里介山 「大菩薩峠」
...話し手が教養の高い英国風の紳士で...
中谷宇吉郎 「抗議する義務」
...では」話し手伊丹健一は川柳の良さを一寸(ちょっと)利かせて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...こんなことにはならなかったに……と言っているように見える話し手の顔はさらに気味が悪かった...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...この辻褄(つじつま)のあった陳述に御子息の精神の異状が認められるでしょうか?」話し手も聴き手もハンカチをとりだして額の汗をふいた...
平林初之輔 「予審調書」
...所が考へて見ると僕が話し手になつて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...おばさんが殆(ほと)んどひとりで話し手になっていたが...
堀辰雄 「花を持てる女」
...話し手を無視して言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...私は話し手のあとを秘かに追って行った...
松永延造 「職工と微笑」
...日やけのした脚を蚊トンボみたいに曲げて熱心に一人一人の話し手の顔を見つめながら聞いてる...
宮本百合子 「「鎌と鎚」工場の文学研究会」
...言わば第一次の話し手は鳥だったとも言えるのだが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...ついにこの話の話し手にしゃべったのが私にも聴えた...
柳田国男 「山の人生」
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