...博士はお尻の長い話し好きである...
薄田泣菫 「茶話」
...台所で下働きをしてゐる話し好きな老婦が問はず語りに聞かせて呉れた...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...大島さんは話し好きの合い口――清三にとってこの小学校はあまりいごこちの悪いほうではなかった...
田山花袋 「田舎教師」
...父が話し好きであったからたいていの医師は来るとゆっくり腰を据えて話し込んでしまうのであったが...
寺田寅彦 「追憶の医師達」
...どうしたのでございます」六助は話し好きです...
中里介山 「大菩薩峠」
...それとも折ふしはあの話し好きの饒舌(おしやべり)のさわがしい人が居なくなつたで...
樋口一葉 「ゆく雲」
...夫れとも折ふしは彼の話し好きの饒舌(おしやべり)のさわがしい人が居なくなつたで...
樋口一葉 「ゆく雲」
...話し好きな母から色々な昔話をたくさん聞かされたが...
火野葦平 「糞尿譚」
...長谷川伸の話し好きには此の前も驚いたが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...宇野氏も話し好きで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...気の強そうな話し好きであった...
宮本百合子 「斯ういう気持」
...話し好きな様子だった...
山川方夫 「その一年」
...飯篠老人は話し好きのようであった...
山本周五郎 「似而非物語」
...けれども彼は話し好きだったし...
山本周五郎 「似而非物語」
...話し好きな、人の好ささうな人であつた...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...――極く稀ではあつたが――話し好きにもなつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...話し好きな人とみえます」「そうか...
吉川英治 「三国志」
...『――話し好きな年老(としより)でな...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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