...子どもながら両親の顔色や話しぶりに...
伊藤左千夫 「去年」
...己(おの)れの赤心(せきしん)を他人の腹中に置くというような話しぶりは益々(ますます)人をして心服せしめずには置かなかった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...二人の態度はよく其話しぶりに當てはまつてゐた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...ずるい質朴(しつぼく)さや露骨な話しぶりや財産などのために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分が立会って篤(とく)と見定めたような話しぶり...
中里介山 「大菩薩峠」
...他人の祕密を知つてゐることが吉田にとつて此の上なく滿足なやうな話しぶりである...
中島敦 「かめれおん日記」
...話しぶりも支那人が慣れない日本語を操(あや)つる時のように...
夏目漱石 「行人」
...テンプルは話しぶりほど心地よくなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...ハハハ(と自分の形容に自ら笑う)青年 ……(相手の話しぶりに微笑)中年 ハハハ……全体...
三好十郎 「おりき」
...内容はこまごまともわからなかったものの身にしむお話しぶりでいろいろと自分へお告げになったことがあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...愉しそうな話しぶりである...
矢田津世子 「神楽坂」
...陽気な話しぶりとでみんなに好かれた...
山本周五郎 「季節のない街」
...父親との話しぶりを聞くと...
山本周五郎 「季節のない街」
...話しぶりも直截(ちょくさい)で熱がこもっていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...例のとおりの気の好い話しぶりで...
山本周五郎 「柳橋物語」
...おかあさまの話しぶりとで...
山本周五郎 「やぶからし」
...果心居士の話しぶりでは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...話しぶりにも幾ぶん亭主という心もちが加わって...
吉川英治 「新書太閤記」
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