...反(かえ)って二人して僕に詰問するような態度で...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...あなたはどなたなんですか?」と詰問するように云った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...どういう訳かと番頭を詰問すると番頭は前のような弁解で案外平気でいる...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...病院の申出に至らしめたとよ子の現在を詰問する口ぶりの方が...
「草藪」
...詰問する葉子の顔は...
徳田秋声 「仮装人物」
...裏へ出て見るとお銀を詰問するように言った...
徳田秋声 「黴」
...長男に詰問する...
外村繁 「澪標」
...何事をか詰問するような調子に響きます...
中里介山 「大菩薩峠」
...ある時はなぜ兄さんに早く詫(あや)まらないのだと詰問するように自分を悪(にく)らしそうに睨(にら)めたりした...
夏目漱石 「行人」
...先方も少し癇癪を起して詰問するのが...
萩原朔太郎 「名前の話」
...その筋に向かいて詰問する所ありしかど何故(なにゆえ)か答えなければ...
福田英子 「妾の半生涯」
...詰問するこの武家こそ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「白鷹先生にお会いになって……」と左右から詰問するのであった...
夢野久作 「少女地獄」
...今一度引返してあの奥さんを詰問する勇気もなくなっていた...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...●探偵の手…………礼状の文字のふるえを指し、鋭く詰問する...
夢野久作 「涙のアリバイ」
...食指とくっつけ合わせて「お前と共謀だろう」と詰問する体(てい)...
夢野久作 「涙のアリバイ」
...曹操が詰問すると...
吉川英治 「三国志」
...賛之丞がまいた種だ」「じゃなぜ、お前さんは、鮎川部屋であの人に会った時、敵(かたき)なら、敵といって、討ってしまわなかったんですか」と、お稲は、詰問するような、するどいことばで、「それを、それを……」と、口惜しそうに、涙ぐんだ...
吉川英治 「野槌の百」
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