...船艙以上の詰め込み方であった...
梅崎春生 「狂い凧」
...そのぐるりの隅々にまで隙間なくぎっしりとアドソールを詰め込み...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...私は学生鞄(かばん)に着更の浴衣(ゆかた)やらシャツやらを詰め込み...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...小型の奴は悉くポケットに詰め込み...
辰野隆 「愛書癖」
...孰方(どっち)も相手の御飯の数勘定して競争で詰め込みますのんで...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...唐戸で十銭の朝飯を詰め込み...
種田山頭火 「道中記」
...特に言語などを機械的に暗記する事の下手な彼には当時の軍隊式な詰め込み教育は工合が悪かった...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...でここでは詰め込み主義は大して信用されていない...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...詰め込み養育や教育がもっともよくできた場合にも...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...それは詰め込みにばかりなってしまいます...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...腹には詰め込みながら...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...のどまで詰め込みたくなることは事実である」と...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...みんな詰め込みきれないほどだった...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...海底を這ってドロマイト弾をたっぷり詰め込み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...それから、手に手に半月刀を翻す一団の荒武者が阿修羅の如く猛り立つて魚の腹を裂き、氷塊を詰め込み、見る間に魚の山をとり崩して行く鮮やかさなどは観る者に息もつかせない花々しさである...
牧野信一 「村のストア派」
...前にもちょっと述べた通りハムステルてふ鼠は頬に大きな嚢ありて食物を猴(さる)の頬のように詰め込み得...
南方熊楠 「十二支考」
...先ず一通り今の順序で器械へ入れてよく固めておいて一旦(いったん)氷の中からブリキのフレーザを出して中のアイスクリームを外(ほか)のアイスクリーム型へ詰め込みます...
村井弦斎 「食道楽」
...桝(ます)で量(はか)る程な金銀をザラザラと詰め込み...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索