...私の一挙手一投足を見詰める...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...羽田の悪酒を詰めるでもありませんから...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...じっと息を詰めるようにして燃えさかる薪(まき)を見守っていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...窕子は涙ばかりではなく――それ以上にじつと空間の一ところを見詰めるやうな心持になつた...
田山花袋 「道綱の母」
...将来どんな高みに上り詰めるか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...思わず私は息を詰める...
外村繁 「日を愛しむ」
...彼は客の眼を凝乎(じつ)と見詰める...
中島敦 「名人傳」
...おおかた日露戦争(にちろせんそう)が済むまで見詰める気だろう...
夏目漱石 「草枕」
...雁首(がんくび)へ雲井を詰める...
夏目漱石 「虞美人草」
...ガラツ八は其日から巣鴨へ詰めることになつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼は茫然として万年筆のペン先を視詰める...
原民喜 「火の踵」
...話を詰める算段だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...雪之丞を見詰めると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...次にスミが旅商人を見詰める...
三好十郎 「おスミの持参金」
...妹の顔をマヂマヂと見詰める)……...
三好十郎 「地熱」
...これ等の事実を煎じ詰めると...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...もう帰る頃と思いますが……アナタ……」と云いつつ私を見詰めると...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...『庭先でも差つかえござるまい』『なぜ?』怫然(ふつぜん)と、伝八郎が、問い詰めると、『大検使たる此方(このほう)が、差つかえなしと申すからには、無用な贅言(ぜいげん)、お控えなさい』上役の権威(けんい)を誇示して、睨(ね)めつけるのであった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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