...彼自身の失策を心から詫びるのであった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...泣いて詫びる妻を殺したことによって...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...此の間の夜の己(おの)れの越度(おちど)を詫びる言葉を...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...君公に詫びる上から――二つには...
直木三十五 「南国太平記」
...彼は只管お杉さんに詫びるの外はありませんでした...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...ほんのちよいとしたことを訊くだけなんだよ」平次は詫びるやうな調子で入りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あらたまって詫びるほどのことでもないが...
久生十蘭 「黒い手帳」
...ここに引用されているマルティアリスの句が猥褻(わいせつ)であることを詫びるのであろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...仕方なく両手をついて詫びる...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...……面目次第もありません」「何を詫びるぞ...
吉川英治 「三国志」
...詫びることばも知らず...
吉川英治 「新書太閤記」
...詫びる気持すらあるやに見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...両手をついて詫びるのだった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ただ微(かす)かに詫びる...
吉川英治 「親鸞」
...詫びる筋はないゆえ詫びぬまでの事...
吉川英治 「平の将門」
...天を恐れ地へ詫びるように慟哭(どうこく)した...
吉川英治 「日本名婦伝」
...――もし無事に戻して詫びるならば免じておくが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...悪いことでも詫びるように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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