...私を――矢野さんにお媒妁(なこうど)なすった事を聞きました口惜(くや)しさに――女は...
泉鏡花 「薄紅梅」
...アバ大人が媒妁(なこうど)ではなおの事...
泉鏡花 「婦系図」
...聞けば全く媒妁(なこうど)の人に欺かれたのだというのに...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...私は斎藤から頼まれて媒妁人(なこうど)となったのだから...
伊藤左千夫 「春の潮」
...孔生は大いに悦んで公子に媒妁(ばいしゃく)をしてくれと頼んだ...
田中貢太郎 「嬌娜」
...而(そう)して媒妁は自身愛読する創世記(そうせいき)イサク...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...媒妁がやゝ久しく精神を統一すべく黙って居ると...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...媒妁夫妻も署名した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...媒妁夫婦は一同に礼して...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...媒妁の家は菜食で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...媒妁夫婦は、潜(くぐ)りの障子だけあかりのさした店に入って、足駄(あしだ)と傘とブラ提灯(ちょうちん)と蝋燭とマッチと糸経(いとだて)を買った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...いつしか媒妁人のために引きずり込まれてしまったのである...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...」「先生を媒妁人にするんだと云ってました...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...御当家様のお媒妁としては...
中里介山 「大菩薩峠」
...幽霊の媒妁(ばいしゃく)で...
夏目漱石 「永日小品」
...表向(おもてむき)の媒妁人として...
夏目漱石 「明暗」
...媒妁人(ばいしゃくにん)は第一に訪ずれて勇蔵が無情を鳴らし...
宮崎湖処子 「空屋」
...マアそういう事にしようと相談は一決したがそれについては僕らに媒妁人をしてくれまいかと大原君がこういって来た...
村井弦斎 「食道楽」
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