...全(まる)で詩趣です...
石井研堂 「元日の釣」
...常に悲哀の詩趣を讃して...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...その中に極めて詩趣を掬(きく)すべき情味があった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...僅(わずか)に数筆を塗抹(とまつ)した泥画の寸紙の中にも芸衛的詩趣が横溢(おういつ)している...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...大塚匠作(おおつかしょうさく)父子の孤忠および芳流閣の終曲として余情嫋々(じょうじょう)たる限りなき詩趣がある...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...中には自然や生活を詠じて極めて詩趣ゆたかなものもある...
知里真志保 「アイヌ族の俚謡」
...伊藤侯は江湖の詩趣を解するに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼女の詩趣は融(と)け去っていった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...病後の少年に幽愁の詩趣なるものを教えずにはいなかったわけである...
永井荷風 「十六、七のころ」
...弱く果敢き凡ての詩趣を説明するものであろう...
永井荷風 「妾宅」
...まだ便所の詩趣を主題にしたものはないようである...
永井荷風 「妾宅」
...メンデルスゾーンは「真夏の夜の夢」の夢幻的な詩趣に異常の興味を感じ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...特殊な意味深い詩趣を感ずるのである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...何の詩趣も意味もあるものか...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...そういう詩趣を解さなかった生活に帰し得るのですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もっともっと詩趣豊かにほっこりするでしょうのにね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そしてそのような熱くてすき透ったような詩趣は朝のうたの諧調をも同じように貫いて響いて居ます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...詩趣あるという語り口が...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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