...「皇国の興廃この一挙にあり」云々(うんぬん)の信号を掲げたということはおそらくはいかなる戦争文学よりもいっそう詩的な出来事だったであろう...
芥川龍之介 「追憶」
...お前は王樣のダイヤモンドを盜んだのだぞ――それは東洋人が詩的な言葉で「光の眼」と呼んでる品物だ――カシュガルの自慢の品物だ! お前は王樣のダイヤモンドを私から盜んだのだぞ...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...そんな詩的なものじゃありません」ドクトルは笑いながら...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...詩的な愛――この世でただそれだけが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...よっぽど上手ですよ! その詩的な生き物というやつを...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...尤もその中肉が詩的な荘重さを有っていないからと云って...
戸坂潤 「思想としての文学」
...多少詩的な素質...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ゲーテの詩的な人物...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...詩的な牧人であり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ペンを取ってそれらの詩的な幻像を書き留めることができるのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただ詩的なものの中にのみ...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...決して詩的な印象を呼び起さないという事――即ちプロゼックに感じられるということ――である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...どこに「詩的なもの」があるだろうか? だが...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...最も「詩的なもの」の一つであるからだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...より詩的な生活を行為しようと思ったから...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...――そのやうにわが國に於ける敍景歌の發生を説かれる折口先生の創見に富んだ説は何んと詩的なものでありませう...
堀辰雄 「伊勢物語など」
...テレグラフ新聞の過激な見出しは一脈の詩的な英雄礼讃を思わせ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...抒情詩的な物言ひ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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