...一面には純詩的な茶の湯も勿論可なれど...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...ひとりよがりの謂わば詩的な夢想家と思われるのが...
太宰治 「東京八景」
...自分が詩的な存在であるから...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...彼女の魂(たましい)のなかにある詩的な素質のお相手をつとめていた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...尤もその中肉が詩的な荘重さを有っていないからと云って...
戸坂潤 「思想としての文学」
...彼に過去の詩的な時を思い起こさせるものであり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...長い時間の状態を一時に示す詩的な作用であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...詩的なこの一番は最も麗はしく始まる一篇の詩劇である...
野口米次郎 「能楽論」
...彼には詩的な情趣が全く無かった...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...詩的なものと言うにすぎないのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...共に芸術中での「詩的なもの」であることを認識した...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...そして一切の詩的なものに挑戦した所以(ゆえん)がここにある...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...さて「詩的なもの」は何だろうか? これについてはずっと前に...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...昔から叙事詩的な情操に富み...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...もし自分にカフカほど大きな詩的な力があったならば...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...なぜならその感情は、荒涼とした、あるいはもの凄(すご)い自然のもっとも峻厳(しゅんげん)な姿にたいするときでさえも常に感ずる、あの詩的な、なかば心地よい情趣によって、少しもやわらげられなかったからである...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...テレグラフ新聞の過激な見出しは一脈の詩的な英雄礼讃を思わせ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
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山之口貘 「山之口貘詩集」
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