...詩的な情熱に富んだものだつた...
芥川龍之介 「或社会主義者」
...併し詩的な考案は...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...お前は王樣のダイヤモンドを盜んだのだぞ――それは東洋人が詩的な言葉で「光の眼」と呼んでる品物だ――カシュガルの自慢の品物だ! お前は王樣のダイヤモンドを私から盜んだのだぞ...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...詩的な名前をもっているのでわたしはそれをここに印刷することができないのを残念におもう――彼はカナダ人で木伐(きこ)りであり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「このようにヨーロッパとアメリカとが虚空を距(へだ)てて睦まじく接吻するようになったのは科学の力の最も詩的な表現である」と...
寺田寅彦 「話の種」
...夫の精神的沈潜や詩的な薄ら明かりは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...江戸末期の風物詩的な捕物を書いて見ようと思い付いたということである...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...詩的なものと言うにすぎないのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...どこに「詩的なもの」があるだろうか? だが...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...最も「詩的なもの」の一つであるからだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...共に芸術中での「詩的なもの」であることを認識した...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...他はすべて「詩的なもの」にすぎないのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...人生や宇宙の意義について特殊な詩的なものを哲学的に観念している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...メランコリツクな詩的な情緒を...
萩原朔太郎 「月の詩情」
...「河童」には頗る詩的な物が充ち滿ちてゐる事である...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...詩的な小説としてであります...
堀辰雄 「室生さんへの手紙」
...テレグラフ新聞の過激な見出しは一脈の詩的な英雄礼讃を思わせ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...蒼白い心の戦慄とでも云つたやうな詩的な気分は軽い調子で割合に好く出てゐたよ...
牧野信一 「眠い一日」
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