...詩嚢(しのう)を豊かにするための遍歴かというような意味のことを尋ねると「――否(いな)」という...
高見順 「如何なる星の下に」
...幾多の人事的好題目をその詩嚢(しのう)中に収め得ざりしこと実に千古の遺憾(いかん)なりとす...
正岡子規 「曙覧の歌」
...今わたくしの許(もと)に帰省詩嚢と云ふ小冊子がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そこで達夫等はこれを帰省詩嚢を刻する資に充(み)てたのださうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...帰省詩嚢は文化十三年丙子の秋...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは此帰省詩嚢中の詩に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そしてこれがために霞亭の帰省詩嚢を引くこととしたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...詩嚢の五古の長篇に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...帰省詩嚢中の霞亭の詩を得て稍解決に近づいた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼詩嚢を齎(もたら)して塾に返つた帰省は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...帰省詩嚢を見れば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...詩嚢に「跌蕩不量分...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...前(さき)に一巻の帰省詩嚢...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼詩嚢を齎した帰省の「出門」を七月であつたとすると...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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